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【フェアリーS予想】パイロとヴァーミリアンの産駒が勝つフェアリーSの個性

  • 2023年01月06日(金) 19時00分
今週はフェアリーS!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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レース特有の「個性」から見えるダート血統の激走


 過去10年のフェアリーSは、ディープインパクト産駒が2勝。馬券対象馬も5頭。複勝率も50%。ディープインパクト、サンデーサイレンスを持つから悪いことなどありません。

 その基本事項は踏まえた上で、当レースの「個性」を示すブラッドバイアス(血統傾向)は、ネオユニヴァース産駒。そしてディープと全兄弟のブラックタイド、オンファイア産駒も結果を残していること。17年はブラックタイド産駒のライジングリーズンが10人気で優勝。13年はオンファイア産駒ウキヨノカゼが5人気で2着。

 オンファイアとブラックタイドはディープインパクトよりも100キロ近く重い大型馬。キレや直線スピードと相反する馬力勝負に強いタイプ。

 昨年の有馬記念もブラックタイドの孫イクイノックスが有馬記念を優勝。中山金杯もブラックタイド産駒のフェーングロッテンが僅差の3着。年末年始の中山芝は、サンデーサイレンス、ディープインパクト(に近い血)を馬力寄りにカスタマイズした配合馬が走りやすいのです。

 もうひとつ。当レースの「個性」を示す事例で逃せないのは、パイロ、ヴァーミリアン産駒が高確率で馬券になっていること。

 15年にヴァーミリアン産駒のノットフォーマルが11人気で優勝。パイロ産駒のビービーバーレルが16年に優勝。どちらも産駒はダート中距離適性が高い馬がほとんど。どちらの馬もその後、芝マイル以上の重賞で連対しなかったことからも、当レースが独特の能力の個性を問われたために勝てたといえるでしょう。

 ダート中距離競馬で強く問われる持続力。ゴール前の負荷が重いタフな芝で問われる馬力に優れた血統馬が走りやすいレース。それがフェアリーSの個性です。

 ディナトセレーネは父がレッドファルクス。中山芝GIのスプリンターズSを優勝。加えてダートのOP特別の勝利実績馬。当レースで問われるパワーと馬力に優れた馬。祖母がダイワスカーレット。有馬記念も圧勝した馬。牝系にスカーレットインク。ヴァーミリアンと同牝系。ダートと年末年始の中山芝を好む血統馬。

 ディヴァージオンは父がサトノダイヤモンド。ディープ系の中ではパワータイプで、年末の有馬記念を優勝。シルバーレーンの牝系。シルバーレーンの父は年末年始の中山芝に強いロベルト系。同牝系に年末の中山芝GI(当時のスプリンターズS)勝ち馬ブラックホーク。雨のNHKマイルCを勝ったピンクカメオ。タフな海外の芝を好むステイフーリッシュ。年末年始の中山芝適性が高い血統。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のフェアリーS予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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