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【ユーザー質問】13年ぶりのGI未勝利に本音を語る「乗せてもらうことさえ…」

  • 2023年01月10日(火) 18時02分
“ミルコレビュー”

昨年はジョッキーとして辛い1年に(撮影:桂伸也)


新年最初のコラムは昨年の振り返りから。昨年はGIの連続勝利記録が途切れてしまったミルコ騎手。「勝つどころか、乗せてもらうことさえ難しくなってる」とGIに対する本音が。

さらに昨年行われたサッカーW杯について。イタリア出身のミルコ騎手とフランス出身のルメール騎手のクスッと笑える開催中のやり取りから、“ブラボー!” で話題の長友選手とのエピソードまで話してくれました。

(取材・構成=森カオル)

Q「2012年から続くGI勝利記録が2022年で途切れてしまいました。ミルコ騎手ファンとしても、とてもつらいです。プライベートではおめでたいこともあった2022年ですが、ミルコ騎手にとってどんな一年でしたか?」(まるぷーさん)


ミルコ GI、勝てなかったねぇ。ヤバいよ、もう…。

──「2012年から続く…」とありますが、2011年も、JRAのGIこそ未勝利ですが、ヴィクトワールピサでドバイワールドCを勝っている。それもカウントするとすれば、日本馬によるGI勝利は2010年から続いていたんですね。

ミルコ そうですね。最近は、GIを勝つどころか、乗せてもらうことさえ難しくなってる。僕はいつも元気だけど、ジョッキーとしては幸せな年ではなかったかも。でも、エリザベス女王杯のライラックはうれしかった。2着で、しかも同着だったけど、馬主さんと相沢先生のためにも頑張ってくれてよかった。クリスチャンとワンツーだったしね。

──しかも、ライラックは12番人気。お見事でした。

ミルコ 一緒に2着したウインマリリンが次の香港で楽に勝っていたように、ライラックもかなり能力のある馬です。相沢先生は、去年もたくさん乗せてくれたね。本当にありがたいです。

“ミルコレビュー”

▲ライラックを労うミルコ騎手と相沢師(写真は昨年のフェアリーS勝利時・撮影:下野雄規)


──質問にもありますが、プライベートではおめでたいこと、うれしいことがたくさんあった一年だったのでは?

ミルコ 娘が生まれて、久しぶりにお母さんと長い時間一緒にいられて、しかもクリスチャンも一緒にきて

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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