昨年はヨーホーレイクが優勝(c)netkeiba.com
年明けからの中京芝は降雨の影響をうけず、乾いた状態で軽めの馬場コンディション。
今年も昨年同様のスケジュール。芝の張替えが行われた昨年秋の開催ではレコードが幾つも更新されていたように、開催日程は多いが、依然として路盤の状態は良好。
ほぼ同じ開催スケジュールとなった近3年で行われた淀短距離ステークスの勝ち時計を比較しても、2021年は1分8秒2。2022年は1分7秒9。2023年は1分7秒5。年々速い時計になってきており、今年は上がり最速を出した馬が1着だったように、より走りやすい馬場コンディションになっている。
中京芝2000から2200mも年明け以降に8レースが行われ、3着内に好走した24頭のうち20頭、連対した16頭のうち14頭に加えて勝ち馬は全て上がりが5位以内。本来は前有利率が高いはずの新馬戦や未勝利戦ですら、差し馬が連対した。4頭のうち3頭が上がり2位以内だったように、末脚の要求度が高い状況になっている。
また、上がり5位以内で3着内に好走した20頭のうち14頭は5枠より外。スムーズに運べる外枠も有利。
近2年の日経新春杯も3着内に好走した6頭は全て上がり5位以内。連対した4頭は全て2位以内。レースの傾向からも直線の伸びは必須。
今週末は雨予報。土日にある程度の雨量が見込まれ、馬場コンディションの悪化は避けられないが、先週までやレース傾向同様、末脚はしっかりした馬が走りやすい馬場と想定する。
末脚のしっかりしたタイプ、そのなかでも重めの馬場コンディションに対応できる馬を狙いたい。
重めの馬場コンディションならプラダリアの好走に期待(撮影:下野雄規)
プラダリアはデビュー以来、JRAの馬場発表が良以外だった未勝利戦を圧勝したように、重めの馬場コンディションが得意なタイプ。
前走の菊花賞、2走前の神戸新聞杯は馬場コンディション「稍軽い」。3走前のダービーは馬場コンディション「軽い」。近3走は軽めの馬場コンディションで、時計も速い決着が不向きだった。
近走よりも重めの馬場コンディションで末脚も要求されるであろう馬場になれば、近走以上に走る。
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