【愛知杯予想】実績に勝るベテランよりハンデに恵まれる5歳馬に注目
レベルの高さを発揮できるか
1月のハンデ戦として行われるようになって過去7回、もっとも成績がいいのは5歳馬の【4-3-2-34】。ベテランの成績がいいわけではなく、つい2週間前まで上昇著しい4歳馬だったのだから当然。実績に勝る6歳馬よりハンデに恵まれることが多い。
復調気配の5歳馬ホウオウイクセル(父ルーラーシップ)に注目したい。脚部不安、連続の出負け、骨折休養などで成長は遅れたが、3歳のこの時期にはフェアリーS2着。フラワーCを1着した期待馬。祖母は無類にタフで、GIを5勝、4年連続してJRA賞に輝いたメジロドーベル。
5歳馬ながらまだ通算9戦【2-2-1-4】であり、昨年後半に戦列に復帰すると、桜花賞当時は412キロだった馬体が、大きく成長し444キロになっていた。
骨折明けで約9カ月ぶりだった前々走の関越S1800mは、フラワーCと同じように好位を追走して牡馬相手に5着。勝ったイクスプロージョン(15日の日経新春杯に出走)と0秒4差。1分45秒2だった。
続く新潟牝馬S2200m(稍重)は別定55キロで、大事に後方に控えたが、直線は外に回って上がり2位タイの34秒7であと一歩の2着。長期休養明け2戦目だけに、少し慎重なレースになった印象もあった。これで主戦の丸田騎手とは【2-2-1-3】。新潟で好走しているので左回りに不安はない。
本来は置かれる馬ではなく、出脚互角なら先行策も取れる自在型。現5歳牝馬のレベルの高さを発揮したい。重賞2着、1着馬に55キロは不利のないハンデでもある。有力馬が多く、人気薄必至なので手広くいきたい。
中山の「カーバンクルS」は、明けて8歳だが、前回は直線詰まるロスがありながら、上がり34秒1で伸びて0秒1差のフレッチア(父ダンシリ)が侮れない。父母両系ともに非常にタフな一族。調教でも行きたがるほど、まだまだ元気いっぱい。アドマイヤマーズの半兄になる。