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【AJCC予想】中山芝で激走続発の「馬力型サンデー系」をAJCCでも狙う

  • 2023年01月20日(金) 19時00分
今週末はAJCC!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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芝のパワー勝負に強い「馬力」が問われる年末年始の中山芝重賞


 今の中山芝のようにトップスピードとは相反する芝のパワー勝負に強い「馬力」が問われる馬場では、サンデーサイレンス系の中では「馬力型」にカテゴライズされるタイプを覚えておくことも予想のヒントにはなります。

「馬力型サンデーサイレンス」の代表はディープインパクトの兄ブラックタイド、ステイゴールド、ネオユニヴァース、ゴールドアリュールが上げられます。

 ブラックタイド、ステイゴールド、ゴールドアリュールはJRAの芝GI未勝利馬。400mで割れるJRAの芝競馬よりも、海外やダートを得意としました。ネオユニヴァースも直線スピードが問われる良馬場の東京芝GIは勝っていません。代表産駒のヴィクトワールピサは中山巧者。ロジユニヴァースも不良馬場のダービーを勝ちました。

 馬力型サンデー系種牡馬の特徴は、サンデー系のトップスピードを強化された馬が得意な舞台とは逆方向の馬力が問われる条件を得意とすること。年末年始の中山芝重賞は馬力が問われるため馬力型サンデーが走りやすくなります。

 昨年末の有馬記念もブラックタイドが父のキタサンブラック産駒のイクイノックスが優勝。

 ホープフルSは父サンデー系が馬券になれず。父欧州型が1-3着。主流のサンデー系が走れない馬力が問われたため。

 年明けの金杯も勝ち馬のラーグルフは父が欧州型。父系にステイゴールドを持つクリノプレミアムが7人気で2着。3着もブラックタイド産駒のフェーングロッテン。

 フェアリーSも馬力型サンデー系のダノンバラード産駒のキタウイングが11人気で優勝。ダノンバラードもJRAの芝GI未勝利馬でタフな馬場を得意とした超良血馬。産駒にもその個性と血統の底力を伝達します。

 そして先週の京成杯もブラックタイドが父のキタサンブラック産駒のソールオリエンスが優勝。母父は馬力競馬の最強重要系統サドラーズウェルズを父系に持つモチベーター。

 ガイアフォースの父はキタサンブラック。馬力型のサンデーサイレンス系種牡馬。前々走は同コース重賞のセントライト記念を優勝。400mで割れない非根幹距離重賞は同コース重賞勝ち馬が何度も馬券になりやすい条件。非根幹距離を目指す生産馬の数が少ないことと、馬力や持続力はキャリアを重ねても衰えにくいため。

 ユーバーレーベンは父系にステイゴールドを持つゴールドシップ産駒。母系も馬力強化のブライアンズタイム。同馬は3コーナーでも中段より後ろから追走するため、当然、差し馬が馬券圏内に走れる馬場にならなければ出番はありません。また、差し馬が力を出せる馬場でも33秒台の上がりを要求されても出番はない馬。

 ユーバーレーベンの前走ジャパンカップは33秒台の上がりを使った差し馬が上位を占め、天皇賞は32秒台の上がりを使った差し馬が優勝。3走前の札幌記念は先行馬が上位独占の前残り競馬。過去3走は仮に絶好調だとしても馬券になるのは難しい状況でした。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のAJCC予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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