昇級初戦でクイーンCを制したハーパー(撮影:下野雄規)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、桜花賞やオークスへと繋がる3歳牝馬重賞のクイーンカップです。阪神JF組に人気が集中するなか未勝利戦組の勝利となった一戦を、はたして、どんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
今回紹介するのは、「展開指数」のらん氏です。
本命には、6人気優勝のハーパーを選びました。前走の未勝利戦を、「外枠から先行して後続を封じたようにレースセンスが良く、着差以上に強い内容だった」とジャッジ。手綱を取ったイーガン騎手が「後ろが来たらまた伸びた」とレース後に語ったことにも触れ、「能力の高さを感じる」と推したのです。さらに、1週前追い切りで川田騎手が跨り、栗東CWコースでダービー馬ドウデュース(翌日の京都記念勝利)との併せ馬だったことにも着目。「何よりも、初コンビの川田騎手が追い切りに騎乗すること自体が、期待の表れだろう」と考え、勝負気配を読み切りました。
また対抗には、3頭出走の阪神JF組から2番人気2着のドゥアイズをきっちり指名します。「直線はバテた馬を捌くために少しブレーキがかかったのが痛かった」と指摘し、スムーズなら2着はあった内容に「実績はここでは抜けている」と評価したのです。くわえて、調教内容に手応えを感じつつ、「賞金加算を狙っての参戦だけに、強敵不在のここは勝ち負けに持ち込める公算が高い」と強調しました。
そして結果は、印を4頭に絞って◎→○→△での的中。馬連18.4倍に5,000円と厚く振り分け、9万円超の払戻金を獲得しました。
予想結果は
こちら。