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【スプリングS予想】ロベルトが過去4年で3勝の中山内回り 弥生賞よりもマイラー資質重視で

  • 2023年03月12日(日) 18時00分
過去10年のスプリングSの勝ち馬で、その後2200m以上で勝ったのはキタサンブラックだけ。古馬になるとマイラー寄りに完成するようなタイプのほうが勝ちやすいのがスプリングSだ。菊花賞とよくつながる弥生賞とは対照的な傾向といえる。中山内回りだけにロベルトの血が強く、22年は母母母父ブライアンズタイムのビーアストニッシドが、21年は母母父シルヴァーホークのヴィクティファルスが、19年は父クロフネのエメラルファイトが勝っている。取り上げた5頭にロベルトの血を引く馬はいないが…。(解説:望田潤)

オールパルフェ
アルピニズムの甥。牝祖アルヴァーダはラプヴォワイヤントH(米G2・芝12F)に勝ち、アルヴェロンやロングスピークの母でミッキーメテオの母母。父リアルスティールはラヴズオンリーユーの全兄でドバイターフ勝ち馬。本馬はモネヴァッシア=キングマンボの全きょうだいクロス3×4をもち、母父がルーラーシップだから手応え以上にハイペリオン的にしぶとい。朝日杯はHペースの逃げでさすがに苦しかったが、阪神外よりは中山内のほうが合っていそうだ。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

グラニット
障害のオープン馬スナークスペインの甥で、母母エイシンスペインはJRA2勝、地方3勝。牝祖ネバージョオーからはカルストンライトオなどが出るが、近親に目立った活躍馬はいない。父ダノンバラードは良血のディープ産駒でロードブレスやキタウイングなどを出し成功。母父がフサイチコンコルドだから機動力とパワーに長けた血統で、

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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