人気に応えたプログノーシス(撮影:高橋正和)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、大阪杯の前哨戦である金鯱賞です。上位人気決着となった一戦を、はたして、どんなアプローチで好配当に繋げたのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、「展開指数」のらん氏です。
本命は、指数最上位の1番人気馬プログノーシスでした。前走の中日新聞杯では初めて馬券圏外に敗れていましたが、「結果的に出遅れた分だけ届かなかった」とその素質を疑いません。
そして、「前走内容を見る限り主戦に手が戻る点は大幅プラス」と、全4勝を挙げている川田騎手との再タッグを高く評価しました。しかも「遂に重賞初制覇を遂げる」「ここは通過点であることを証明してくれるだろう」と、揺るぎない自信も表明したのです。
そして馬券は、相手を3頭に絞っての馬単3点勝負。3番手評価のフェーングロッテンとの馬単16.8倍を4,000円と厚く的中させました。
予想結果は
こちら。
つづいて紹介するのは、“厩舎の勝負所を探る戦略馬券師”ランス氏です。
おなじく本命は、主戦の川田騎手に手が戻ったことを重視してプログノーシスに打ちます。もちろん、「この中間は入念に乗り込み、1週前には栗東CWでラスト1F11秒1の素晴らしい伸びを披露」と、強い勝負気配も見逃しません。
さらに相手を4頭に絞り、「開幕週の馬場でマイペースなら大崩れは考えづらい」と3番人気2着のフェーングロッケンと、「前走24キロ増を叩いて、横山典騎手に乗り替わる」という強調材料があった6番人気3着のアラタもしっかりと選びます。
馬券は、◎プログノーシスを頭固定にした3連単で勝負すると、143.4倍を500円的中。7万円超の払戻金を獲得したのです。
予想結果は
こちら。