▲昨年はポタジェが勝利(c)netkeiba.com
阪神芝内回り2000mは前有利率の高いコース。
昨年の大阪杯は最初のコーナーを5番手以内で通過した馬が1、2着。
近年の大阪杯を振り返っても、2019年以降に連対した8頭のうち7頭が最初のコーナーを5番手以内で通過。そのうち5頭は3番手以内で通過。
最初のコーナーを二桁位置取りで通過した馬が1、2着した2018年は、馬場コンディションが「稍軽い」。過去5年で勝ちタイムも最も速かった。走りやすい馬場コンディションに加えて、前半のペースも緩んだことによって後方に位置した馬の脚が溜まり、速い上がりを出せたことでこの決着となった。
馬場コンディションが重く、レース上がりが遅くなるほど差し馬が力を出せず、先行する馬にとって有利になりやすいレースだ。
今年は既に14日間の開催を消化している連続開催。先週の雨によって馬場も傷んでいる。先週ほどではないものの、今週末も雨の可能性はある。現時点では近4年のレース傾向を重視。先行馬を狙いたい。
▲注目のジャックドール(撮影:高橋正和)
ジャックドールは昨年の当レースでは2番人気5着。人気を考慮すれば凡走であった。
昨年の大阪杯までの3連勝は、前半600mの通過タイム36秒を若干下回る程度で通過していた。ところが、大阪杯では外枠から無理に主張する馬がいたことによって、前半600mの通過が34秒6とそれまでよりも1秒以上速いタイムで前半を通過することになった。この馬自身のマイペースで行けなかったことが敗因だ。
今年のメンバーは昨年のようなペースになる可能性は低い。3走前以降は控える形でも結果を出せているものの、今回はマイペースで走らせても自然と逃げることもできるだろう。仮に逃げないとしても、鞍上は今回で2度目の騎乗。途中から仕掛けて早めに脚を使わせる形が合うのは把握できているはず。
軽い馬場でも結果を出している馬だが、レースとコースの傾向や他馬との兼ね合いを考えると、馬場コンディションは重くなるほど有利だ。
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