先行して3着に粘り込んだダノンザキッド(c)netkeiba.com
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、春の古馬中長距離GI第一弾となる大阪杯です。1、2番人気馬での決着となったレースを、はたして、どのようなアプローチで好配当に繋げたのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、「展開指数」のらん氏です。
本命に指名したのは指数最高値のジャックドールでした。「世界レベルの馬たちと好勝負を演じてきた能力は、ここでは上位と見ていいだろう」と強く推します。
3走前の札幌記念で「パンサラッサ相手に着差以上に強い勝ち方だった」ことにくわえ、2走前の天皇賞(秋)での4着も「本来は前々で勝負する馬が、位置取り悪く終始勝ち負けに加われなかった」としっかり評価。さらに前走の香港Cで出遅れが響いた7着も「本来の持ち味が生かせず度外視できる一戦」とジャッジして、今回は「実績、相手関係、舞台設定などの条件からは、GI制覇の最大のチャンス」と頭から狙ったのです。
そして、指数2位のスターズオンアースを対抗とした馬券は◎→○の馬単15.8倍を5,000円と厚く的中。人気決着ながら、7万9,000円の好配当獲得に成功しました。
予想結果は
こちら。
つづいて紹介するのは、“人気の落ち所を狙う”のれん氏です。
もっとも能力が過小評価されている馬として、10番人気のダノンザキッドを本命に抜擢しました。
前走の中山記念で11着と敗れた件に関しては、「大跳びで不器用なタイプで前走中山記念は内枠を引いたので軽視したが、案の定コーナリングで苦労して全く力を出せなかった」と必然の大敗と考え、「前走の敗戦だけであまりにも舐められている」と狙い撃ったのです。
結果は3着でしたが、馬券は対抗ジャックドールとのワイドをきっちりと的中。17.6倍を2,700円購入して、約5万円の払戻金獲得となりました。
予想結果は
こちら。