ケンタッキーダービーも的中した「血統ビーム」の手法で今の東京芝マイルを分析

　ケンタッキーダービーは、今年も単行本「血統の教科書2.0」P177に書いた通りの決着。本命のメイジが1着。▲のトゥーフィールズが2着。2019年に日本では単勝66倍だった◎カントリーハウスで的中したのと同様の血統分析方法で今年も的中することができました。

「血統の教科書2.0」が発売したばかりなので、将来は、終わった後に書いたように勘違いされそうですが(笑)そうではないことを、ここに記しておきます。(将来の競馬ファンがケンタッキーダービーを検索した際にこのページが証拠となるためにも(笑))

　ドバイワールドカップで勝ち馬のウシュバテソーロを本命に選んだのと同様に「血統ビーム」が30年近く前から提供しているオリジナルの血統分類方法で、ケンタッキーダービーも的中できたことは、今後の競馬の楽しみ方を発展させるにも意義深いことだと思っています。

「血統ビーム」独自の血統タイプ分類方法は、競馬の能力分析手法としても的を得ているのだ。と世界各国のビッグレースで示し続けることは、今後「血統ビーム」の手法に興味を持ってくれる競馬ファンが世界中に少しでも増えてくれるキッカケになるかもしれないのですから。そしてAIをはじめとする各テクノロジーで「血統ビーム」を活用した研究が活発になり「競馬の予想を楽しむ」方法の発展への一助になれば幸いです。

　さて、先週のNHKマイルCも「血統ビーム」独自の血統タイプ分類では、終わってみれば明確な傾向が出ていました。(このレースは始まる前には傾向を読み違えたので個人的にはハズしましたが)

　NHKマイルCは父がキングマンボ系で母父が大系統ノーザンダンサー系の配合馬は4頭。該当馬のシャンパンカラーが1着。ウンブライルが2着。ダノンタッチダウンが4着。キングマンボ系にノーザンダンサー系の馬力を強化された配合馬が有利な血統傾向が出ていました。

　今週行われるヴィクトリアマイルも同コースが舞台。昨年は父がノーザンダンサー系のクロフネで母父がキングマンボ系のソダシが優勝。先週の傾向と当レース傾向からも、今年も父と母父がキングマンボ系とノーザンダンサー系を組み合わせた配合馬が恵まれる可能性も高いと予想してみます。

　まずは昨年の勝ち馬ソダシ。同馬は芝のレースでは内枠が得意。過去4走も馬券圏内に走ったレースはすべて6番ゲートより内。唯一馬券圏外となった札幌記念だけが10番ゲート。今年は大外枠。そこをどう考えるか？ それ以前に、我々は戦歴ではわからない馬の適性を血統タイプから見抜くことで期待値の高い馬券を狙うアプローチなのですから、血統を見なくてもわかる実績を持った馬を血統タイプで取り上げる必要があるのか？ という話でもありますね(笑)

　サウンドビバーチェは父がキングマンボ系のドゥラメンテ。先週の勝ち馬シャンパンカラーも同種牡馬の産駒。母父ヨハンクライフはノーザンダンサー系のダンチヒ系種牡馬。先週の勝ち馬シャンパンカラーも母父がダンチヒ系。過去3年のヴィクトリアマイルでも父か母父ダンチヒ系は複数馬券になっているように、当レースでも相性が良い系統。

　スタニングローズも父がキングマンボ系のキングカメハメハ。母父はノーザンダンサー系のクロフネ。自身も産駒も母父としての産駒も東京マイルGIで勝利実績がある種牡馬。クロフネと同系統のヴァイスリージェント系を母父に持つローザノワールも昨年18人気ながら2着とは同タイム。3着とはハナ差で4着。古くから東京マイルに相性の良い穴系統。

「内枠の中でも、前走1800m以下のキングマンボ系が恵まれる」ようなバイアスが発生すれば、そんなに大ハズレはしないと思います。その読み自体が大ハズレする可能性はありますけれども。

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