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【安田記念予想】安田記念は枠バイアスと枠適性を読むのも重要

  • 2023年06月02日(金) 19時00分
今週末は安田記念!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

内有利ならスプリント血統、ノーザンダンサー系に注目



 先週のダービーはウマい馬券で公開した最終予想ではハーツコンチェルトを本命に推奨。ダービーに相性のいい配合パターンであることに加え、近走は内枠続きで力を出せていなかったから。ダービーでは外目の枠を引いたことで能力を発揮できると予想しました。

 レース自体は、外枠は決して有利ではありませんでしたが、今まで以上に能力を発揮できたために、人気以上に走って馬券圏内は確保しました。

 このように、レース自体にも枠の有利不利はありますが、有利な枠を生かし切れることも重要。「枠適性」はハーツコンチェルトのように血統も大きなヒントとなります。

 昨年の安田記念を4人気で勝ったソングラインは8枠。2年前の安田記念を8人気で勝ったダノンキングリーは7枠。いずれも外枠。

 さらに父系はどちらもディープインパクト系。ストームキャットも持つ馬。外を回した方が直線でトップスピードを発揮しやすい血統。枠が有利だったことに加え、外枠で能力を発揮しやすい血統でした。

 ただし、安田記念は枠の有利不利が極端なレース。ここ2年は外枠が有利でしたが、19年は内枠が有利。アーモンドアイ以外の8着以内馬はすべて8番ゲートよりも内。

 この年は勝ち馬のインディチャンプを本命にしたのですが、その理由は内が有利なレースではノーザンダンサーの馬力とスプリント力が問われるから。

 インディチャンプの父ステイゴールドはサンデー系では異端のタイプでノーザンダンサー系が得意なレースを得意とする種牡馬。牝系はスプリントの一流馬を出すトキオリアリティー牝系。インディチャンプもスプリントGIでも3着。2着アエロリットは父がクロフネ。ノーザンダンサー系でスプリントGI馬も複数出した種牡馬。

 今年の安田記念は内有利と想定(これ自体がハズレる可能性もありますが)ノーザンダンサー系とスプリント血統を重視。

 ソダシの父はクロフネ。前出したアエロリットと同じ。

 ダノンスコーピオンの父はロードカナロア。自身も産駒もスプリントGIを優勝。母父が米国型ノーザンダンサー系のスライゴベイ。昨年のスプリンターズSを勝ったジャンダルムの父キトゥンズジョイも米国型ノーザンダンサー系でサドラーズウェルズ系。スプリント指向でノーザンダンサー系が走りやすい舞台では強調できる種牡馬。

 スライゴベイは安田記念に相性の良いシングスピールにも似ています。同種牡馬の産駒に安田記念で優勝したアサクサデンエン。ロゴタイプも父父がシングスピール。スライゴベイは、父がサドラーズウェルズ系で母系にグロリアスソングの母アンジェリックソングを持つ配合馬。シングスピールと同じ配合パターン。

 ただし、外が有利な馬場になれば、外目の枠に入ったサンデー系で芝中距離GIで実績を残す産駒が走りやすいでしょう。

 土曜の馬場状態とオッズを見た上での最終見解はウマい馬券で公開します。

 著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の安田記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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