宝塚記念を制したイクイノックス(c)netkeiba.com
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、春競馬の掉尾を飾る宝塚記念です。単勝1.3倍の圧倒的な1番人気が勝利したレースを、はたして、どのようなアプローチで高回収に繋げたのか。その“頭脳”に迫ります!
今回紹介するのは、“1番人気を高精度で取捨するエキスパート”ミニ馬リスト氏です。
ミニ馬リスト氏が信頼したのは、勝利したイクイノックスでした。まずは、「デビュー戦を勝って以降、馬の成長に合わせたローテーションで大事に使われてきており、走るたびに課題を克服してみせてきた」と高く評価します。さらに前走で海外への長距離輸送を経験し、はじめて逃げにでて圧勝だったことから、「弱点が無くなり心身共に完成の域に入ってきた印象」と強調。最後は、「どの角度から分析しても凡走は考えづらく、アクシデントが無ければ勝利は確実とみる」と締めくくりました。
一方、なにより注目すべきは、対抗に10番人気でクビ差2着のスルーセブンシーズを推したことでしょう。今年は得意の中山で連勝でしたが、「道中スムーズに上がっていく競馬ができており、5歳になった今でも成長著しい」と本格化して伸びしろがある点を指摘。「GI実績どころかまだ牝馬限定のGIIIを勝っただけの身ではあるが、血統背景からもこの舞台は向いているはず」と激走を読み切ったのです。
そして馬券は、◎○の2頭に絞っての勝負。ワイド9.7倍を5,000円押さえつつ、馬連23.4倍を5,000円重ねて的中させ、16万円超の払戻金獲得に成功しました。
予想結果は
こちら。
なおミニ馬リスト氏は、先々週のエプソムCをワイド1点で、先週のユニコーンSもワイド2点で的中させ、見事に重賞3週連続勝利を達成。その予想精度の高さには、今後も注目したいところです。