函館2歳Sを制したゼルトザーム(c)netkeiba.com
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、今年最初の2歳重賞・函館2歳ステークスです。上位人気3頭が沈み、10番人気が勝利した難解な一戦を、はたして、どのようなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、2度の億超えWIN5的中を達成した“馬券億り人”真田理氏です。
まずは、「条件替わりの馬を狙う」との方針を掲示し、ダート1000m戦から臨戦の10番人気ゼルトザームを「芝替わりプラス」と読み切って本命に指名します。さらに、「渋った馬場プラス」「函館の小回り向く」「距離延長こなす」ことにくわえ、前走の内容を高く評価して「ここでも上位の実力が見込める」と強く推したのです。
馬券は、複勝7.1倍を3,000円押さえつつ、単勝29.8倍を2,500円的中。9万円超の払戻金を獲得しました。
予想結果は
こちら。
つづいては、“効率馬券術”の小栗紀明氏です。
「ほとんどが1戦1勝の馬で未知な部分が多いこともあり、穴馬に振り切ってピックアップする」と力強く宣言すると、10、11、7、6人気の4頭だけに印を打ちました。そして本命としたのは、真田氏と同じくゼルトザーム。ダートからのローテと大外枠で人気の盲点になると予測しつつ、「ダートでの勝ち上がりは道悪になるならかえって好都合で、外枠替わりも出遅れをリカバーしやすい」と強調したのです。
さらに厳選した相手3頭のうち、「道悪でこそ評価したい」と分析した6番人気ナナオが2着に好走。単勝29.8倍をしっかりと購入しつつ、馬連196.2倍を500円、ワイド53.3倍を1,000円と重ねて的中させ、18万円超の大きなリターンに成功しました。
予想結果は
こちら。