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【新潟記念予想】内が極端に荒れると、内有利のレースになる新潟記念

  • 2023年08月29日(火) 18時00分
馬場虎太郎

▲昨年はカラテが優勝(撮影:下野雄規)


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 新潟芝外回り全体の傾向でみると、本来は外有利率が高い。

 昨年の新潟記念もトラックバイアスは「超外有利」と判定。一昨年の新潟記念もトラックバイアスは「超外有利・差し有利」と判定している。

 今夏の新潟芝外回りもほとんど雨が降らなかったため、割合としては外有利になることが多かった。

 しかし、新潟記念は「内有利」になる年が多い。

 2020年、2019年の新潟記念はどちらもトラックバイアス「内有利」と判定。特に2019年は典型的なパターンだった。

 このレースを迎えるまでは外有利な決着が続いていた影響で、ほとんどの馬が内を通らないレースになったが、結果として掲示板にのった5頭のうち4頭が4枠より内。唯一5枠より外から掲示板にのった4着のブラックスピネルは逃げて終始馬群の内側を走っていた。

 騎手含む陣営が外差しの馬場を意識すると、ペースやコース取り自体がそれまでと変化する。具体的には極端なスローペースや大逃げでペースが乱れることによって、後方からでは物理的に届かないレースや、インコースを避け馬群が外側に寄ることによって、相対的に内を通った馬が恵まれるレースが発生するのだ。

 先週のメインレース、新潟2歳Sをみても、各馬がインコースを避けて走らせる傾向がみられるようになってきている。開催最終日でさらにエスカレートすると外枠はレースがしづらくなってしまうだろう。今年も結果的に内有利な状況には警戒したい。

 ここはあえて、内有利のレースになり、一瞬の脚で抜け出せる馬を現段階では推奨する。

馬場虎太郎

▲グランオフィシエに期待したい(撮影:高橋正和)


 グランオフィシエの前走七夕賞はトラックバイアス「内有利・ 」と判定。内枠が恵まれたレースで、外枠は難しかった。

 仕掛けられてからの反応は速いが、使える脚は一瞬。本来、直線が長く軽い馬場の新潟に向いているとは言い難いタイプだが、内有利な状況になるようであればその長所を活かせる。

 土曜の段階でも、どの騎手も「外有利」と意識するような馬場なら、内が有利になりそうだ。馬場の流れを読んだ最終見解はウマい馬券で公開する

 殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の新潟記念の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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