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ディヴィーナで2着となった関屋記念を振り返る「戸崎圭太、どこから出てきた!?」

  • 2023年09月05日(火) 18時02分
ミルコレビュー

▲ディヴィーナは惜しくも2着…(撮影:下野雄規)


8月13日に新潟競馬場で行われた関屋記念にディヴィーナとのコンビで出走し2着となったミルコ騎手。

「絶対に勝つと思ってた」という言葉通り、直線は良い手応えで一旦先頭へ。しかしゴール前で戸崎圭太騎手騎乗のアヴェラーレに交わされ、2着という結果に終わりました。

それでもコンビ3戦目となった今回は明らかな成長も感じたそうで…?

(取材・構成=森カオル)

Q「ディヴィーナを応援しています。この夏は中京記念、関屋記念ともに惜しい2着…。とても悔しかったのですが、一時期低迷していたことを思えば、ミルコさんが復活させてくれたと思っています。トップジョッキーとはいえ、相性のいい馬、悪い馬がいると思いますが、やはりディヴィーナは相性がいいと感じますか? 感じるとしたら、どんなところで判断するのでしょうか?」(大福さん)


ミルコ ん〜、難しいねぇ。乗った瞬間、「背中がいいね! いい感じ!」と思っても、返し馬でめっちゃ掛かるとか頭が高いとか走りが硬いとか…。そうなると、印象が悪くなるね。で、競馬に行ったらまた印象が変わる。返し馬で「なにこれ!?」と思っても、競馬ではいい走りをしてくれたりするから。

 だから、どこで相性のよさを感じるかは難しいね。何回も乗っているうちに、僕との呼吸が合ってくることもあるし。ディヴィーナは…、なんかわからないけど、走ってくれてる(笑)。

──相性といいますか、どんなに優れたジョッキーでも、手が合うタイプ、合わないタイプはいますよね?

ミルコ いると思います。でも、僕はあんまりそういうことは考えない。好きなのは、賢いんだけど、勝負のときはちゃんとカッとなるタイプだけどね。ディヴィーナは悔しかったなぁ。馬主の佐々木(主浩氏)さんと友道先生がせっかく乗せてくれているのに…。関屋記念は、絶対に勝つと思ってた。展開も、めちゃめちゃ上手くいってた。

──関屋記念は、1枠1番を生かした完璧な立ち回りで、ペース的にも勝ちパターンでしたからね。

ミルコ ねぇ。あれで負けるとは思わなかったよ。戸崎圭太(1着アヴェラーレ)、どこから出てきた!?

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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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