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「3年くらい着ていなかった勝負服も着られたり」調子を取り戻した秋競馬はエンジン全開!

  • 2023年09月26日(火) 18時03分
ミルコレビュー

▲ユーザー質問2本立て(撮影:桂伸也)


この夏は不調もあり、勝ち星に恵まれない時期が長く続いたミルコ騎手。

しかし秋競馬に入ってからは勝ち星を順調に伸ばすなど、本来の調子を取り戻しています。

調子が悪く、気持ちも落ち込んでいた夏頃から現在にかけての心境の変化をお話しいただきました。

(取材・構成=森カオル)

Q「この夏は、勝てない期間が1カ月半くらいあって、ミルコファンとしてはとても心配しました。気持ちのアップダウンが激しいといつも話していますが、この期間はどんな思いで過ごされていたのでしょうか」(K2さん)


ミルコ 気づけば1カ月以上、勝ってないときあったね…。

──秋競馬に入って以降はエンジン全開といった感じですが、確かに7月、8月はちょっと心配しましたよ。

ミルコ いつもありがとう(笑)。確かに結果は全然出ていなかったけど、たくさん乗せてもらえていたし、雰囲気も変わってきてた。今、関西に戻って、みんなといっぱい話ができているし、この3年くらい着ていなかった勝負服を着られたりとか、しばらく乗っていなかった厩舎に乗れたりしているから。勝てないのはつらかったけど、今の僕にはそういうのが大事ですね。気持ちよく仕事ができていました。

──それはよかった。ミルコさん、落ち込むときはドーンといきますからね。

ミルコ そうね(苦笑)。1カ月以上勝っていないときは、悲しくてイライラする日もあったけど、先のことを考えたら楽しみがあった。僕が本当に気分が悪くなるのは、この先の光が見えないとき。そういうときは、本当に悲しくなります。土曜日3鞍、日曜日2鞍とかしか乗り馬がいなくて、しかも全然勝てない…みたいなときもありました。

 落ち込んだし、次の競馬まで1週間待つのが本当につらかった。調教に行っても、1頭とか2頭しか乗れなくて。それじゃあ、おもしろくない。何のために日本にきたの? 何のためにジョッキーやってるの? って思っちゃうから。でも今は、楽しみだなと思えることが未来にあるから大丈夫です。

──最近は調教もたくさん乗ってますか?

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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