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【秋華賞予想】細江純子さんが出走予定10頭の馬体を診断!

  • 2023年10月10日(火) 18時00分
細江純子

▲「みんなのKEIBA」など競馬メディアで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)


ホース・コラボレーターとして「みんなのKEIBA」などに出演。パドック診断が好評な細江純子さんに秋華賞出走予定の有力馬10頭の馬体診断を行っていただきました。

シンリョクカ

美浦・竹内正洋 牝3


シンリョクカ

▲10月4日撮影(c)netkeiba.com


 春までは線が細くスラリとした馬体に映りましたが、夏を越して非常に、たくましくなった印象を受けます。想像ですが、春までは体重と相談しながらの調整もあったところ、今回は体重増加もあり、これまで以上に攻める調教ができており、その分の筋肉量もアップしているような理想的な馬体に。全体的に力強さが増していますし、とても良いと思います。

ドゥアイズ

栗東・庄野靖志 牝3


ドゥアイズ

▲10月4日撮影(c)netkeiba.com


 もともと春の時点でも完成度が高く、また状態に関しても良かった馬。夏を越してですが、フレームは変わらないまま、一回り大きくなったように映り、力強さが増した印象を受けます。キリリとした目つきから、いつスイッチが入ってもおかしくないように見受けられ、陣営もその点と相談しながらの調整に思えます。だからなのか? 1点、毛ヅヤに関しては、春の時点の方がピカピカに光り輝いており、ここをひと叩きされたら、さらによくなりそうな気もします。

ドゥーラ

栗東・高橋康之 牝3


ドゥーラ

▲10月5日撮影(c)netkeiba.com


 不思議な馬で、この馬の理想とする馬体重がよく分からないです。というのも、前走のクイーンSが-14kg。通常だと成長する時期ゆえ、体を増やしてでてくるイメージ。それが大幅減。とは言え、当日のパドックではトモのボリューム感に加え、ハツラツとした雰囲気も醸し出しており、非力だとか細いという風には映りませんでした。ただ今回の写真においては明らかに細く映るのですが、毛ヅヤは良いですし、前軸でしっかりと上体も起きており、がれているという風でもないのです。正直、判断に悩みますので、この馬に関しては当日の体重が1つ鍵となる気がします。個人的には増減なしか? もしくはプラスならば好材料ととります。

ハーパー

栗東・友道康夫 牝3


ハーパー

▲10月5日撮影(c)netkeiba.com


 全体的なフォルムからも、春から秋にかけての変わり身が出走馬の中でも1番感じられ、やっぱり友道厩舎の管理馬だなぁ〜という印象です。春の時点では、出走馬の中でも1番寸胴でしたし、体重面で考慮しなければならなかった時期もあり、素質で走っていたイメージも。よって立った時の姿も重心が前におちていましたが、今回においては前軸でしっかりと地面を捉え、四肢がバランスの良い位置となっています。その分、胴の長さもスラリと見せ、雄大さもでてきました。毛ヅヤに関しては、もう1つよくなりそうな気もしますが、全体的な成長やバランスという点では、春との違いは明らかです。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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