▲昨年はイクイノックスが優勝(撮影:下野雄規)
天皇賞(秋)は2018年以降、馬場コンディション「稍軽い〜軽い」の間で施行されている。
今開催も開幕当初から路盤は非常に良い。今週からはBコース替わり。週中、週末を通しての天気予報も良好。例年通り、馬場コンディションは走りやすい「稍軽い〜軽い」で行われるのはほぼ確実。
馬場コンディション「稍軽い〜軽い」の間で施行された2018年以降の天皇賞(秋)では6番人気以下で3着内に好走した馬は3頭のみ。
走りやすい馬場コンディションにより、コース取りや位置取りの偏りがほとんどなく、実力が反映されやすい。
この5回で3着内に好走した15頭のうち11頭は馬場コンディション「稍軽い〜軽い」のGIで既に連対した実績のあった馬。既に似たような条件で実績を残している馬がそのまま好走する。
今年の出走馬のなかで、この条件に合致するのは
イクイノックス
ジャックドール
スターズオンアース
ドウデュース
の4頭。これらが上位を独占する可能性が極めて高い。
ただし、ジャックドールは馬場コンディション「稍軽い〜軽い」の東京では既に4着以下が3回ある。特に同じコースで行われた昨年の天皇賞(秋)はトラックバイアス「 ・前有利」と判定する有利な状況だったにもかかわらず、簡単に差されたように直線の長いコースでトップクラスに入ると末脚で劣る。
イクイノックス
スターズオンアース
ドウデュース
3頭の争いだ。
▲ドウデュースに注目したい(c)netkeiba.com
ドウデュースはこれまで馬場コンディション「稍軽い〜軽い」に出走したのは京都記念、日本ダービーの2回のみ。
国内で唯一連対を外した皐月賞は馬場コンディションが「稍重い」。それ以外で敗れたのが弥生賞。この時は馬場コンディション「標準」。
つまり、これまでに海外を含め敗れたのは馬場コンディションが「標準〜重い」の間で、皐月賞と弥生賞に関しては直線が短いコース。
京都記念は馬場コンディション「稍軽い」。得意な馬場コンディションではあったものの、直線が短いコースで当時はトラックバイアス「内有利・ 」と判定したように内枠が有利ななかでの大外枠。不利な状況だったにもかかわらず、内容としては完勝だった。
苦手としていた直線が短いコースで好内容を示した京都記念からも、3歳時よりもさらに高いパフォーマンスを発揮できるようになっていると判断できる。
ダービー以来、馬場コンディション「稍軽い〜軽い」で直線が長いコースに出走できる今回、どれだけのパフォーマンスを披露するか楽しみだ。
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