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【みやこS予想】ハイレベル3歳馬も大苦戦!? 最強世代に次ぐ高成績も甘くない古馬混合ダート重賞

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  • 2023年11月01日(水) 12時00分
 こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。

 今週のれん氏が注目したのは、京都競馬場で行われるみやこステークス(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!


クラスの壁は芝より高い



 今週のみやこSはここ3年阪神競馬場で行われていたため、京都では4年ぶりの開催。京都と他場のダート1800mで大きく異なるところと言えば、ホームストレッチに坂がないためスタート直後に坂を上らないところ。

 中京は坂途中のスタートで、中山と阪神はスタートしてすぐ坂となりそのまま1コーナーに入っていくので、クラスが上がっても極端にハイペースにはなりづらい。しかし京都はスタートしてから向こう正面半ばまで平坦で、クラスが上がるほど道中でペースが緩みにくいため、クラスが上がっても他場に比べ上がりのタイムが速くならない傾向にある。

のれんの腕押し


 今回の登録メンバーを見ても、前走で初角3番手以内だった馬が5頭に加え、距離延長で臨むアイオライトやメイショウカズサなど先行馬は揃った印象。上がりが掛かるということは当然差しが決まりやすいので、下級条件での前が残るイメージに引っ張られると危険かもしれない。

 また今回は無傷の4連勝中と勢いに乗る3歳馬セラフィックコールが人気を背負いそうだが、10月までの3歳馬の古馬相手の対戦成績を年別で見ると、今年は6歳世代に次ぐ好成績。ウシュバテソーロ・テーオーケインズ・カフェファラオ・メイショウハリオなど現6歳世代がダートのトップクラスに君臨していることを考えると、現3歳世代も今後に期待が持てそう。

のれんの腕押し


 とはいえ古馬相手の重賞挑戦となるとそう簡単ではなく、3歳馬は大苦戦を強いられている。

のれんの腕押し


 その理由としてJRAにおいて古馬混合ダート重賞は1年で13レースしか行われず、3勝クラスが98レース行われているのに対して非常に少ないことが挙げられる。同条件で芝だと重賞が69レース、3勝クラスが116レースなので比率が明らかに違うのが分かるが、つまりは芝に比べてメンバーが分散しにくく、クラスが一つ上がる以上に壁があるという事。(数字はすべて2022年)セラフィックコールがその壁を破れる器の馬なのかはしっかり精査したい。

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人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。

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