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【ホープフルS予想】タフな舞台だからこそ狙いたい○○デビュー馬!

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  • 2023年12月27日(水) 12時00分
 こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。

 今週のれん氏が注目したのは、中山競馬場で行われるホープフルS(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

早期デビュー馬に向くレース


 ホープフルSの行われる中山2000mは、1コーナーまでの距離は標準的なものの、小回りなので頭数が揃うレースでは外枠はやや不利なコース。ホープフルSは毎年Aコースで1か月馬場を使った後に行われるが、内の馬場が良くなさそうな年でも前や内で決まっていて、極端に内が荒れていない限り外枠はやや割り引きたくなる。

 近年のこのレースを見ていると、GIに昇格した2017年こそハイペースで差し決着となったが、それ以降は毎年先行争いが激しくならず、人気馬が順当に好走するか昨年のようにあまりにペースが遅いと前が残るという結果。レース内で一番ラップが速くなるテンの2F目の数字を並べてみると、毎年2歳未勝利の平均(2014年馬場改修以降良馬場限定)よりも遅い流れになっていることが分かる。これは前述した通り1か月Aコースを使用してきた最終日に行われる為、前に行って残り目を狙うような馬が少ないことに起因していると考えられる。

のれんの腕押し

 2017年のハイペースは前走で先行していた馬がメンバーの半分以上を占めていたような構成が要因で、その後は毎年メンバー中5〜6頭が前走初角3番手以内の競馬。今年は登録段階で9/22頭が前走初角3番手以内の競馬をしているが、ダートだったり少頭数だったりその数字以上に芝で先行力がある馬は少ない印象なので、今年も穴を狙うなら前に行く馬の方が狙いを立てやすそう。

 もう一つ注目したのがデビュー時期で、間隔を取るローテが主流となった昨今、育成段階で能力を感じられる馬ほど早期にデビューをさせる傾向にある。特に2歳GIとなると早くても6月にしかレースには使えないので、早くに勝ち上がってどこかレースを使ってクラシックへ向けて賞金を稼ぎ、そこから余裕をもって向かってくる馬が仕上げ的にも有利。とりわけこのレースは冬の中山2000mという2歳馬にとってタフな条件故、ラーグルフやドゥラエレーデ、トップナイフなど3戦以上キャリアを積んできている馬が穴をあける傾向。キャリアを積むためには早めにデビューするのが近道なことからも、早期デビュー馬に向くレースだと考える。

のれんの腕押し

 今年はシンエンペラー以外の人気想定馬が6、7月デビューで、そこから1戦使ってのローテーションで同じ。どの馬もほぼ少頭数で馬群に入らない競馬をしてきているので、フルゲートになる今回はそこの対応が鍵になりそうだ。

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人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。

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