今週末はフェブラリーS!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想と鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る父も母父も非サンデー系。父サンデー系なら母父米国型に注目
フェブラリーSは父も母父もサンデーサイレンス系「ではない」系統の馬。さらに父か母父は「米国型」の配合馬が走りやすいレース。(亀谷考案のオリジナル国別血統タイプ、系統分類は
「スマート出馬表」を参照)
昨年の勝ち馬レモンポップは父も母父も非サンデー系。父レモンドロップキッド・母父ジャイアンツコーズウェイはいずれも国別血統タイプが米国型。2着レッドルゼルも父も母父も非サンデー系。母父フレンチデピュティは米国型。
22年、21年を連覇したカフェファラオも父も母父も非サンデー系。父アメリカンファラオ・母父モアザンレディはいずれも米国型。22年2着のテイエムサウスダンも父も母父も非サンデー系。父サウスヴィグラスは米国型。3着ソダシも父も母父も非サンデー系。父クロフネは米国型。
20年の勝ち馬モズアスコットも父も母父も非サンデー系。母父ヘネシーは米国型種牡馬。19年の勝ち馬インティも父も母父も米国型種牡馬です。
日本の競馬は芝中距離GIで高い直線スピードを発揮したサンデーサイレンスの血を継ぐ馬が種牡馬になることが多いです。よって、直線スピードを強化された配合馬が多数を占めます。
しかし、競馬で要求される能力の方向性は一定ではありません。フェブラリーSはサンデーサイレンスの持ち味である直線スピードとは相反するパワーを強化された配合馬が走りやすくなるのです。そうなる理由は、フェブラリーSが独特の砂コースで行われることが大きな要因。
5番人気以内の人気馬限定の成績も父も母父も非サンデー系は複勝率62%。一方父か母父大系統サンデー系の馬は複勝率が25%と大幅にパフォーマンスを下げています。
父サンデー系で好走率が高い配合は、米国型血統の影響を母系から受けた馬。父サンデー系で母父米国型の配合にゴールドドリームとコパノリッキー。どちらも父ゴールドアリュールで母父は米国型。
ミックファイアは父も母父も非サンデー系。父シニスターミニスターは米国型種牡馬。当レースで複数回馬券になったインカンテーションの父でもあります。
母父はブライアンズタイム。同種牡馬の産駒に同じNAR所属のフリオーソ。同馬も当レースで連対。母父ブライアンズタイムには当レース勝ち馬エスポワールシチー。連対馬のブルーコンコルド。母のマリアージュは同コースの2勝クラス勝ち馬。
先に書いたように、父も母父も非サンデー系で父も米国型の配合パターンはここ数年の当レースで結果を出している配合パターンです。
そして、今年は、キタサンブラックをどう考えるか? もポイントになりそう。
ガイアフォースもウィルソンテソーロも母父は米国型。さらにフレンチデピュティの血を母系に持つ馬。同じく母父フレンチデピュティで当レースを連対したゴールドドリームも母父米国型で母にフレンチデピュティを持つ馬。馬力とパワーが強化されたタイプのサンデー系で、当レースへの適性は高そうです。