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【秋山真一郎×藤岡佑介】「武豊さんは今でも憧れ」追い求めた理想のフォームと改めて感じる“武豊”の凄さ/第3回

  • 2024年02月28日(水) 18時01分
“with佑”

▲「豊さんはずっと変わらへん」(撮影:武田憲久)


先週日曜日に小倉競馬場で引退式を行い、27年の現役騎手生活を終えた秋山真一郎元騎手との対談。

子供の頃から憧れ続けているという武豊騎手の凄さや、長年ともに騎乗をしてきて垣間見えた武豊騎手のこだわりについてを徹底解剖!

そして、3月からは調教師に転身する秋山真一郎元騎手の“夢”も語ってくださいました──。

前回はこちら▼
【秋山真一郎×藤岡佑介】「豊さんの次に上手い日本人ジョッキー」あの“名手”も認めた美しい騎乗フォームの秘密/第2回

(取材・構成=不破由妃子)

「豊さんに乗ってもらうことは、今の俺にとって大事な夢のひとつ」


──騎乗フォームへのこだわりというのは、いつ頃芽生えたんですか?

秋山 子供の頃です。子供の頃から競馬を見ていましたが、馬に乗ったことがなくても「カッコいいな」「きれいだな」というのだけはわかったんですよね。

佑介 そのときに「カッコいいな」と思ったのが……

秋山 やっぱり(武)豊さん。俺もああいうふうに乗れるジョッキーになろうと思った。実際にジョッキーになってからもずっとその思いはあったし、豊さんには今でも憧れてるよ。

佑介 理想の乗り方ってみんなあると思うんですけど、それを自分の身体で再現できるかとなるとまた別の話で。どうしても、ないものねだりになりがちというか、よくよく話を聞いてみると、今の自分のスタイルと理想形は違うっていう人のほうが多いような気がします。

 だけど秋山さんは、豊さんのようなきれいなフォームを目指して、それを実現させた。すごく珍しいタイプだと思いますよ。

秋山 追求したいことはもっともっとあったけどね。リハビリをしつつ、ここ数年は自分の身体ともちゃんと向き合ってきて、そのなかで「あ、こういう身体の使い方をしたほうがいいんや」とか、新しい発見もあったからね。

──たとえばどんなことですか?

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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