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【弥生賞予想】レース名通りの血統馬が走る弥生賞

  • 2024年03月01日(金) 19時00分
今週末は弥生賞!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

今年はキズナがディープ系の当たり年


 弥生賞ディープインパクト記念は、レース名通りディープインパクトの血を継ぐ馬が走るレース。過去5年で馬券になった15頭中9頭は父がディープ系。ディープインパクト産駒は過去10年で6勝。

 今後は「ディープインパクトの孫記念」のレースになることでしょう。母父ディープインパクトやディープインパクトの後継種牡馬の産駒がバンバン馬券になるはずです。昨年も早速、母父ディープインパクトのワンダイレクトが3着。このレースに限らず、芝2000m重賞では母父ディープインパクトも好走率、期待値ともに優秀です。

 そして、弥生賞に限ったことではないですが、世代限定戦は「その世代の当たり種牡馬」を重視することも重要。Youtube「亀谷敬正の競馬血統辞典」でも解説したように、今年の3歳世代の当たり種牡馬はキズナです。

 当たり年になるには理由があります。この世代のキズナ産駒は種付け料が急騰。キズナ産駒が前年までに大活躍したこと。キズナ産駒の育成方法も繁殖牝馬の選定方法もノウハウが積み重なり向上したこと。さらにディープインパクトやキングカメハメハが他界しているので、良質な繁殖牝馬がキズナに集まりやすくなっているのです。今年の3歳限定戦は、ディープ系が走りやすいレースではキズナ産駒が特に注目です。

 シュバルツクーゲルもキズナ産駒。母ソラベニアはドイツ生産で欧州型の繁殖牝馬。モンズン、シャーリーハイツ、サドラーズウェルズの影響を受けています。

 ディープインパクトとの配合だと、緩くなりすぎて、3歳クラシック戦線には成長曲線も間に合いませんし、スピードに乗せるための追走スピードを欠きやすい配合になってしまいますが、キズナとの配合であれば、体力の完成度と追走スピード力が補われるので、ディープ直仔よりも活躍馬が出やすくなります。

 この辺りの配合、育成ノウハウは、当然、生産者の皆さんは気付いています。キズナ産駒も数百頭生産、育成されてきたので配合、育成ノウハウも成熟しているのです。

 またシュバルツクーゲルは追走スピードが緩い血統なので、前走より追走スピードが速くなると戸惑ってパフォーマンスを下げます。前走は、追走ペースが速くなる距離短縮&重賞で戸惑いました。今回は得意の延長になるのも上昇材料。

 シンエンペラー、トロヴァトーレ、ダノンエアズロックは手ごわい相手ではありますが、レース名が何とか一後押しするかもしれません。トロヴァトーレもディープインパクトのお母さんウインドインハーヘアを継ぎますが、それは一般競馬ファンにはわからないと思います(笑)。

 なお、ファビュラススターの父エピファネイアも今年は当たり世代ですが、今回は、レース名をテーマにしたネタを優先するので、またの機会にでも書きます。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の弥生賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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