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【根岸S】フリームファクシは「状態よりも条件かな」── “色々あった”レースを赤裸々に振り返る

  • 2025年02月04日(火) 18時02分
ミルコレビュー

▲ミルコ騎手がフリームファクシと挑んだ根岸Sを回顧(ユーザー提供:淳。さん)


2月2日に東京競馬場で行われた根岸ステークス。ミルコ騎手とフリームファクシは6着となりました。今回は調教から当日の馬場、ゴールまでの位置取りなどを詳細に振り返ります。

結果にはショックながらも「一生懸命だし、可愛いし…」と、フリームファクシに感じる魅力と評価は変わらないミルコ騎手。話題の一戦について、率直な想いを語ります──。

(取材・構成=森カオル)

根岸S当日の東京競馬場は「すごく力が必要なダートだった」


──根岸Sのフリームファクシは6着。ミルコさん、落ち込んでいるだろうなぁとは思ったのですが…。

ミルコ 気持ちいい報告ができなくてごめんなさい。いろいろあったね、根岸Sは。まずひとつは、とってもスピードがある馬だから、やっぱり芝スタートのほうが有利ですね。

──勝ったコールドムーンSとすばるSはともに中京のダート1400mで、スタートから150mくらいは芝コースを走る形態でしたね。

ミルコ そうです。芝スタートだとスピードの乗りが早いね。あと、レース後のコメントでも話したけど、日曜日の東京のダートは思ったより深かったというか、硬かったというか、重かったというか。返し馬のときから馬が気にしていました。たぶん、時期的に凍らないような処理をしていたね。

──JRAのホームページによると、1月30日に凍結防止剤が散布されていますね。砂に粘りが出て、重くなるという。

ミルコ そう。ちょっと雨が降って稍重だったけど、普通の稍重とも乾いたダートとも全然違って、すごく力が必要なダートだった。でもそれは、ほかの馬にとってもそうですね。走る条件はみんな一緒。

──そうですね。スピード優位のフリームファクシにとっては、厳しい馬場だったということ。

ミルコ 昨日はゲートのなかでソワソワして、スタートもあんまり上手に出られなかったこともあるけど、とにかく全然

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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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