今週末は皐月賞!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る主流血統+デインヒルに注目
皐月賞も過去の血統傾向を「血統ビーム」オリジナルの血統タイプ分類で分析します(全出走馬の血統系統や国別血統タイプはスマート出馬表にて無料公開中)。
2020年〜2023年の皐月賞は降雨の影響で重めの馬場。それ以前の皐月賞が行われた時の路盤と血統配合のトレンドが今とは異なるため、今年の皐月賞は直近でもある昨年の上位馬の血統タイプが参考になりそう。昨年よりは、風向き(おそらく直線が強い追い風)は異なりそうなので、その辺を少々考慮する必要もあるでしょう。
その昨年は勝ち馬がジャスティンミラノ。父はキズナ。2着はコスモキュランダ。父はアルアイン。いずれも父の父はディープインパクト。さらに母は、いずれも「オセアニアの主流血統」を持つ馬。
ジャスティンミラノの母父エクシードアンドエクセルはオセアニアの超トップサイヤー。コスモキュランダの母もオセアニア生産馬。どちらもオセアニアのサンデーサイレンスともいうべき超主流血統デインヒルを持つ馬。
昨年のクラシック戦線を迎える以前から「亀谷競馬サロン」のメンバーや、オーストラリアのセリ会社のコラムなどでも「ディープ後継種牡馬は、ディープ直仔以上に母系にオセアニア血統、オセアニアの主流血統を持つ馬が走りやすくなる」と書いていたように、ディープ後継種牡馬は、デインヒルを持つ馬が芝中距離GIで活躍する確率が上がっています。
まさに、昨年の皐月賞は「ディープ後継種牡馬時代の配合トレンド」の始まりを象徴する結果でもあったわけです。
加えて昨年の1、2着馬は「馬場造りのトレンドの変化」も後押しになりました。今の馬場は「米国型の持続血統」よりも「欧州型の加速血統」の方がより速く走れるような馬場の造りがトレンド。
今の中山芝馬場は、以前よりも道中で脚をため込むほど、ゴール前で解放した際により高いスピードを発揮しやすくなっています。よってため込んだエネルギーをゴール前の加速力に転化させやすい「欧州型の加速血統」を強化された馬が有利な馬場構造で行われるレースが増えています。
また、ドゥラメンテ産駒が登場した当初から「ドゥラメンテ産駒はディープ系と得意なレースが似ている」と書いていますように、ディープ系が得意とする皐月賞では、ドゥラメンテ産駒も同様に注目。
同種牡馬の産駒も母はオセアニア血統やオセアニアの主流血脈を持つ馬がよりマッチするでしょう。今の馬場トレンドにマッチすることに加え、ドゥラメンテはオセアニア繁殖との配合で名馬を出しやすいからです。ドゥレッツァ、リバティアイランドもオセアニア繁殖との配合馬でした。
エリキングは父がキズナ。母はヤングスター。母系にデインヒルを持つ馬で現役時代は、オーストラリアの名馬でクイーンズランドオークスを勝ち、なんとクイーンズランドダービーでも3着。実は同馬は「亀谷競馬サロン」のメンバーが現役時代に調教でも乗っていた馬。
そのメンバーとセレクトセールでエリキングを見た際に「素晴らしい馬」だと感動しました。その後落札した藤田オーナーの元へメンバーとともに駆け寄り「おめでとうございます!」とお伝えさせてもらったことも昨日のことのように思い出されます。昨年年明けのYoutube「亀谷敬正の競馬血統辞典」で「キズナ産駒は出来が変わっている」と皆さんに伝えたのは、セリでエリキングの姿を見たことも強い影響を与えています。
サトノシャイニングも同じくキズナ産駒。母父スターダブラーはサンデーを経由しないヘイロー系。同種牡馬の母父はメドウレイク。どちらもスプリント戦に強い血統でオセアニアでも実績がある系統ですが、エリキングと比べると米国指向の血統であること。現状の日曜の天気予報は直線で強い追い風になっていることはエリキングの方が有利。穏やかな風、あるいは向かい風になれば、サトノシャイニングの方が有利。
キングスコールはドゥラメンテ産駒。ディープ系が走りやすい馬場を同じように得意とする産駒を出しやすい種牡馬。母父はフランケル。その母父デインヒルの影響も強く受けた種牡馬。先に書いたように、昨年も母方にデインヒルを持つ馬が1、2着。名前とは真逆で軽い馬場の方が良い血統。雨馬場だったスプリングSからの上積みは大きく、ローテーション自体も有利。
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