
▲ミルコ騎手がオークスと日本ダービーを回顧(ユーザー提供:とりきさん、なおきやさん)
今週末には宝塚記念が開催され、上半期の競馬もいよいよ大詰め。今回はリンクスティップと挑んだオークスと、ファウストラーゼンと挑んだ日本ダービーを振り返っていただきました。
ともに西村真幸厩舎の所属馬での挑戦となった2戦。ミルコ騎手は2頭ともに大きな期待をかけていたそうで「本当に残念」と心境を吐露します。「マクって」「先頭でも…」と、師と入念な事前準備をして臨んだ両レースの作戦や、返し馬で感じた“硬さ”の正体など赤裸々に語ってくれました。
(取材・構成=森カオル)
「競馬に行けば変わるかも」と願ったけれども
──ファウストラーゼンとのコンビが注目されたダービーでしたが、結果は残念ながら18着。東京というのもあって、あの流れでマクるのはさすがに厳しかったですね。
ミルコ 全然ハミを取ってくれなかったし、それ以前にスタートが出なかったし…。
──1歩目は出ましたが、2歩目から進んで行かない感じで。
ミルコ そうでした。調教ではそれほど硬さは感じなかったんだけど、返し馬の感触がかなり硬くて、スタートで出していっても硬いままだった。

▲返し馬から“硬さ”を感じていた日本ダービー(ユーザー提供:とりきさん)
──硬いというのは、コズミがあったということ?