
▲人懐っこいビダと廣岡助手が東海Sに挑みます(撮影:大恵陽子)
ダート転向後、4連勝中のビダーヤ。デビューから芝で堅実な走りを見せていた中、矛先を変えたきっかけの一つは、サウジカップなど数々のビッグタイトルを手にするフォーエバーヤングの存在でした。
ダート無敗で迎えるGIII・東海ステークスに向けて、矢作芳人厩舎・廣岡洋一郎調教助手にお話を伺いました。
(取材・構成:大恵陽子)
ゲート裏で坂井瑠星騎手「ダートいけますよ」
──ダート転向から4連勝中です。オープン勝ちとなった前走・欅Sを振り返っていかがですか。
廣岡 よく食べる馬で太りやすくて、休むと緩みやすいんですけど、この時は在厩調整だったのでそんなに心配していませんでした。1つ前のレース(鎌倉S)の時が僕が担当になって初めての出張競馬。レース当日朝のカイバを思ったより食べず、ちょうどいいくらいに体が絞れました。再びの東京だったので同じ感覚でいたんですけど、今回は慣れたのかちゃんとカイバを食べて、馬体重が元に戻っていました。そのプラス8kgでした。
──前走で減った分がちょうど戻っていたんですね。レースはどんな気持ちで見ていましたか?
廣岡 1番人気になっていたので、勝ってホッとしました。

▲1番人気での勝利となった欅S(撮影:小金井邦祥)
──廣岡調教助手は昨年11月からビダーヤを担当。芝で2戦したのちのダート転向でした。
廣岡 担当して2戦目のレースは芝で(古川)奈穂が乗って、勝てるかなと思っていたけど3着。それが12月14日のことで、厩舎としてはリーディング争いもありました。
──昨年は開催最終日までもつれ込む大接戦でしたね。
廣岡 そこで、