こちらのコラムでは、俺プロ出身のバフンウニ氏が当週の重賞注目馬についての見解、さらに平場予想でも使える馬券テクニックを紹介。特別登録時点での独自指数も併せて公開します。
今週バフンウニ氏が注目したのは、中山競馬場で行われるオールカマー(GII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
少頭数ながら多彩な顔ぶれ
今週末に行われるオールカマーは、1955年に始まり今年で71回目を迎える歴史ある重賞。レース名の通り、 出走馬に広く門戸を開けたレースとして創設され、過去には地方招待競走として行われた時期もあり、1986年と1991年には地方所属馬が勝利している。ただ、近年では地方馬の出走はほとんど見られず、今年もJRA所属の11頭のみが登録している。しかし、少頭数とはいえ牡馬、牝馬、セン馬が揃い、さらに4歳から8歳までの5世代が出走予定という点では、多彩な顔ぶれとなった。
高齢馬の取り扱い
サラブレッドの能力のピークは、一般的には4歳秋ごろとされ、芝の古馬重賞における年齢別成績を見ても、6歳以上の馬は苦戦を強いられている。
ところが、その中でもキャリアの浅い(出走数の少ない)高齢馬は例外で、むしろ平均を大きく上回る回収率を残している。消耗が少ないことに加え、出走数が少ないことによりまだ能力の高さが世間に認知されず、オッズが甘くなっているケースもあると考えられる。
したがって、使われてきたレース数が少ない高齢馬に関しては、年齢を理由に安易に軽視せず、積極的に狙う価値がある。