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【スワンS予想】距離の変化があったほうがよい

  • 2025年10月07日(火) 12時00分

距離延長組は人気薄からが狙い目


 1400mのスワンSを予想する際に気になるのが、距離延長組・距離短縮組の扱いだ。これは想像するよりも数字を見たほうが早いので見てみよう。

 過去10年のうち2回は阪神で施行されたのでそれは除き、京都施行の8回を対象に前走距離別成績(前走地方を除く芝のみ)を見るとこうなる。

回収率向上大作戦


 まず、スワンSと同距離のはずの前走1400m組はすべての指標が低い。ちょうどよい前走レースが少なく、リステッド以下か、京王杯SC→休養明けにならざるをえないからだろう。

 1200m組は1400m組より勝率・複勝率が低いが、回収率はやけに高い。これは馬券に絡んだ7頭が1、4、5、8、11、12、13番人気と人気薄が多く好走したからである。

 逆に言うと1200mは人気薄の馬を買わないとつまらない。今回の登録馬には前走1200mの馬が5頭いるが、最終的に出走してくる馬から人気下位の馬を買い目に入れてみたいところだ。

 意外なのが1800mからの2ハロン短縮で、7頭中3頭が馬券に絡み、2000m組も1頭馬券に絡んでいる。今回は該当馬がダンツエラン(ローズS17着)だけで、さすがに厳しいような気がするが1400m重賞の勝ち馬(ファンタジーS)でもあるし、もし出走に至るようなら気にしておきたい。

 1200m組の人気薄馬と1800m組。距離変動のある馬にスワンSでは注目したい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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