データが示すステップレースの価値とは
桜花賞で好走するために、「前走で勝ってきて価値があるレース」は何なのか。単純な調べ方として、「前走1着馬に限定した前走レース別成績」を調べてみた。対象頭数が多くなるよう、阪神外回りができた2007年の桜花賞以降を対象にしている。グレード等が変化している場合は別レースとした。
阪神JF勝ちからの直行は5頭パーフェクト連対で、5頭中4頭が2021年以降。直行志向の高まりを象徴するもので、その影響かチューリップ賞はGIIに昇格してからのほうが、勝ち馬の桜花賞における成績が悪くなっている。これは「昔ならチューリップ賞を使って勝っていたはずの馬がそもそも出ていない」ということだろう。今年はどのみちチューリップ賞の勝ち馬不在だが、来年以降のために覚えておきたい。
フィリーズレビューとアネモネSの勝ち馬が本番で来ないのはもはや伝統。ただフィリーズレビュー組は同期間に他に4頭が馬券に絡んでいる。惜敗組に穴狙いで△を打つのはありだし、今年は勝ち馬不在で2、3着馬が出走。
前走エルフィンS勝ちはオープン特別時代とリステッド昇格後を合わせて[2-1-1-6]だから悪くない。該当馬がいない年もあるが、今年はスウィートハピネスがいる。阪神JF勝ちから直行のスターアニスとこの馬が、「前走勝ち馬」では推せる存在となる。
ちなみに、「前走で負けてきた馬限定の前走レース別成績」だと、該当例10以上で複勝率順に書くとGIII時代のチューリップ賞(35.9%)、GII昇格後のチューリップ賞(26.9%)、クイーンC(14.3%)、フィリーズレビュー(5.4%)で、フラワーC11頭、アネモネSは18頭がすべて馬券外。こちらからはチューリップ賞3着のアランカール、クイーンCを負けてきた2頭が候補になるが、検討するにしても○以下でということになるだろう。