
▲田島俊明調教師に話を伺いました(撮影:下野雄規)
昨年末のステイヤーズSで、牝馬として実に39年ぶりとなる勝利を挙げ、一躍長距離界の主役に躍り出たホーエリート。春の始動戦となった前走のダイヤモンドSでは、56.5kgという過酷なハンデを背負いながらも5着に健闘し、持ち前のタフさとスタミナを改めて証明しました。
今週はいよいよ、牝馬による制覇となれば歴史的大偉業となる天皇賞(春)に挑戦。圧倒的に牡馬が有利とされる3200mの舞台へ向けた勝算や、長距離戦線で才能を開花させた「異色のステイヤー牝馬」の素顔について、同馬を管理する田島俊明調教師に伺いました。
(取材・構成=布村直也)
「ステイヤーズSも確信はなかった」
──昨年末のステイヤーズSでは、牝馬として実に39年ぶりの勝利という歴史的快挙を成し遂げました。改めてあの3600mのレースを振り返っていただけますか?
田島 全体的には勝ったのもありますけど、いい流れに乗れていたなという印象です。スタートから内側でしたけど、ある程度いいところを取りながら淡々とレースを過ごしながら、馬とジョッキーがうまくコンタクトが取れていたのかなと思います。すごく上手に乗っていたと思いますし、結果も良かったという内容でした。ほんとにいい競馬でした。
──クラシック戦線(オークスなど)も経験してきた馬ですが、明確に「この馬は生粋のステイヤーだ」「長距離でこそ輝く」と確信に変わったタイミングはいつ頃だったのでしょうか?
田島 うーん。完全にここでというのはないんですけどね。やっぱり2000mからの競馬が多かったというのと(戸崎)圭太の印象も良かったのかもしれないですね。あとは、