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【宝塚記念予想】タフな馬場で行われる宝塚記念の血統傾向

  • 2025年06月13日(金) 19時00分
今週末は宝塚記念!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

阪神芝GIは母父米国型ノーザンダンサー系の期待値高い


 今年の宝塚記念は、重い馬場状態で行われる公算が高そう。JRAの馬場発表もさすがに「良馬場以外」になりそう。

 2020年以降、阪神芝GIが「良馬場以外」の重い馬場状態で行われた際の注目血統は「血統ビーム」オリジナルツール「国別血統タイプ」の「母父米国型ノーザンダンサー系」の馬。該当血統のいずれかの馬が6レース中3レースで馬券になり、すべての該当馬を買っても複勝回収率は139%とプラス収支。(全出走馬の血統系統、国別血統タイプは「スマート出馬表」で無料公開中)

 2020年の宝塚記念も、重い馬場(JRAは「稍重」と発表)で施行。「母父米国型ノーザンダンサー系」のクロノジェネシスが圧勝。同じく「母父米国型ノーザンダンサー系」のモズベッロが12人気で3着。

 21年の大阪杯も超重い馬場(JRAは「重馬場」と発表)で施行。名馬コントレイル、グランアレグリアが1、2人気に支持されるも、まったく力を発揮できず。圧勝したのは、やはり「母父米国型ノーザンダンサー系」のレイパパレ。2着は、またしてもモズベッロ。

 先日の桜花賞も、重い馬場(JRAは「稍重」と発表)で施行。勝ったエンブロイダリーと3着のリンクスティップが「母父米国型ノーザンダンサー系」。

 なお、この2頭はオークスで1、3人気に支持されて馬券圏外になったことも「血統ビーム」の理論では重要なポイント。次走のオークスでは2頭ともに無印にしました。レース前には「米国型ノーザンダンサー系のパワーが強化された馬は、東京の芝では相反する能力が問われるので危険」と解説。

「東京の芝で伸びる末脚」の方が、日本の競馬では主流の要素ですから「米国型ノーザンダンサー」が強化されることによって日本の主流要素とは相反する「反主流のパワー、馬力」が強化された馬となるわけです。

 つまり、宝塚記念は「日本では主流の能力とは相反する能力」を強化された馬に向いているともいえるわけです。

 前述した「重い阪神芝GI」で馬券になった「母父米国型ノーザンダンサー」の馬達も、東京の芝GIは未勝利。主流能力が問われやすい舞台で能力を発揮しきっていないからこそ、相反する非主流が優れている可能性がある、と推測することができるのです。

 今年の出走予定馬で母父が米国型ノーザンダンサー系の馬は、プラダリア、ヨーホーレイク、メイショウタバルの3頭。

 3頭ともに宝塚記念とは相反する能力が問われる東京の芝GIでは勝利実績がないことも、逆説的に非主流舞台の方が強い可能性を秘めている戦歴になります。

 著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の宝塚記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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