
▲昨年はスタニングローズが優勝(c)netkeiba
先週日曜の京都は当日の雨量が多く、ダートは水が浮くほど水分を含む状態。
芝も5レース以降はJRAの馬場発表で「重」とされた。しかし、馬場はそれほどタフではない。馬場虎太郎独自の判定では「標準」。菊花賞当日も同様で、今秋の京都芝は雨中でもタフな状態にはならないのだ。
実際、今開催の芝レースの多くは「軽い〜稍軽い」の範囲に収まり、「軽い」としたレース数も多い。リニューアル後の京都は路盤が改良され、以前よりも明らかに走りやすく、末脚を最後まで発揮しやすい。
23年以降の京都芝外回り重賞は、差し・追い込みが目立つ。今秋も4レースが行われ、最初のコーナーを5番手以内で通過して3着以内に入ったのはわずか2頭。
なかでも13頭立て以上で行われた京都大賞典・スワンS・菊花賞の3レースでは、連対馬6頭のうち4頭が最初のコーナーを二桁位置で通過していた。末脚の要求度が高い馬場だ。
今週は週中・週末とも天気良好で、「軽い」馬場が想定される。多少ダメージが出ても「稍軽い」程度に収まる見込み。
末脚をしっかり使えるタイプを重視したい。

▲今週の推奨馬ボンドガール(撮影:下野雄規)
ボンドガールは前走時にも推奨したが、軽めの馬場で直線の長いコースがベスト。前走は超スローペースで後半だけが速く、追走のリズムを崩した。
今回は距離延長でも常識的な流れになりそうで、自然と後方待機から末脚勝負に。舞台設定的にも、ボンドガールが力を発揮しやすい条件が整っている。
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