▲クズでお馴染みキャプテン渡辺が回収率が上がる“買い方”を伝授!
「競馬は馬7割騎手3割」という格言に準えて、「馬券は予想7割買い方3割」と一部では言われておりました。しかし、キャプテン渡辺は「馬券は買い方が9割」と豪語します。
20年間競馬で負け続けたというキャプテンが、年間の収支をプラスにしたのは、予想の仕方ではなく買い方だと言います。最近競馬を始めた方も、以前のキャプテンのように負け続けている方も、これを読めば回収率向上間違いなし! 今回はそんな“買い方”を伝授します。
(取材・構成=松山崇)
『馬券は買い方が9割』です。
私には博才がありません。高校生の頃から借金を背負い、20年間、競馬で負け続けてきたような人間です。そんな私ですら、考え方を変え、買い方を変えただけでプラスに転じました。この事実からも自信を持って言えます。『馬券は買い方が9割』です。
では、どう考え方を変えたのか? このコラムでは、私の馬券に対する3つの基本姿勢をお伝えします。
基本姿勢1 無駄な馬券を買わない
馬連5点買いの人はほぼ負けます。なぜなら、5点のうち4点は外れることが決まっているから。1000円ずつ5点買いの人は、レースが始まる前から4000円負けているんです。ただでさえ、テラ銭として25%控除されている上に、さらなるマイナスからスタートしたら、それは勝てませんよね。
よくよく5点買いの人の買い目をみてみると、最もオッズがつく目でも30倍ぐらいだったりします。これだと、高目をひいても払い戻しは30000円。だとしたら、6倍の単勝5000円の方が当てやすくないですか? 当たり前ですが、手を広げれば勝てる、というほど競馬は簡単ではありません。
…などと偉そうに講釈を垂れていますが、競馬を始めた頃の私が、まさにこの買い方でした。1番人気からの馬連流し買いで負け続けた結果、ある時、「1番人気を本命にするのはやめよう」「1番人気以外の単勝を一点買いしよう」と思い立ったのです。
実は「1番人気以外の単勝一点買い」というのは、馬券力をアップするのに極めて効果的です。なぜなら、「どんなペースなら1番人気が負けるのか?」「馬場的に恵まれて1番人気を倒しうるのはどこの枠か?」など、真剣に考えるようになるから。しかも一点しか買えないとなると、それはもう、必死です。
この話だけでもコラム丸ごと語れるぐらいなのですが、それはまた別の機会に譲りましょう。
さて、1番人気以外の単勝を買うようになり馬券力を高めた私は、馬連とワイドの一点買いが効果的であることに気付きました。
冒頭の例のように、馬連5点買いだと、そのうちの4点は(同着がない限り)必ず外れます。しかし、馬連とワイドの併用なら両方当たる可能性がある、すなわち、無駄な買い目が無いのです。