▲穴馬オタク・カリメロがジャパンCをデータから解説
X(旧Twitter)で、鋭い視点からのデータ解説や、大穴を推奨する予想で人気を博しているカリメロ氏が、netkeibaコラムに2週連続で登場! 今週末に行われるジャパンCと、来週のチャンピオンズCを徹底予想します。
過去の傾向から波乱の目は見えづらいものの、人気を加味して上位人気馬をジャッジ。本命候補として絞り込んだ2頭の中穴とは…?
(構成・文:カリメロ)
今年のジャパンCは出走予定の14頭中10頭がGI馬という超豪華メンバーで、海外からもオーギュストロダン等実績のある馬が複数参戦する。中でも人気を集めそうなのは武豊J騎乗のドウデュース、ルメールJ騎乗のチェルヴィニアか。この2択を含めた上位人気の取捨がポイントになりそう。
「近年は殆どが1〜5番人気の馬で決着」ジャパンCの過去データを探る
まずはじめにジャパンCの傾向について、ザックリまとめると下記。
・枠は内目の方が良い
・能力通りの決着になる事が多い
・故に大荒れはほぼ見込めない
◆枠順成績(直近10年)
1〜3枠が9勝を挙げているのに対し、4〜8枠は1勝のみ。内枠馬が勝ち切るレースが目立つ。
また、
・上位人気馬(1〜3番人気)が1枠に入った時
[4-3-1-0]勝率50%、複勝率100%
・上位人気馬(1〜3番人気)が外目の枠(5〜8枠)に入った時
[0-1-1-6]勝率0%、複勝率25%
と、特に「上位人気馬が1枠」を引いた時は強く、8頭全てが馬券に絡んでいる。
※イクイノックス&リバティアイランドの2強が揃って1枠に入りワンツーフィニッシュした昨年のジャパンCは記憶に新しいですね。
◆人気別成績(直近10年)
近年は殆どが1〜5番人気の馬で決着しており、基本的にはかなり堅いレース。直近10年で7番人気以下の馬は108頭出走するも馬券に絡んだのはわずか1頭のみ(2015年ラストインパクトがムーア騎手で7番人気2着)。