競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンに朝日杯フューチュリティステークス出走予定馬の中から9頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
アイガーリー栗東・秋山真一郎 牡2

▲12月11日撮影(c)netkeiba
中4週で軽めの攻めが2本。小柄で中間は馬体の維持に勤め、その効果か寂しくは見せない。父産駒らしい尻高体型で背中のラインは似ているが、腹袋はそれほどなくコンパクトな姿形。体型や走法からベストは千四の印象だが、折り合いが付き前走を踏まえてもマイルは守備範囲。あとは週末と当週でどこまで攻めの強度を強められるか。ただ伸びしろは見込みづらい。
アドマイヤクワッズ栗東・友道康夫 牡2

▲12月11日撮影(c)netkeiba
右爪に比べると左爪が少し高いため、本質的にはサウスポーの印象だが、デイリー杯2歳Sはコーナーで動かさず直線の競馬に徹して勝利。今回の阪神も右回りだが、直線が長く広い舞台なら心配は皆無だ。短くて太いクビ差しに見合う前腕の厚み。トモの容量は大きくないが丸みはキープし、銭形斑点が浮き出て筋肉の質感も上々。引き続き状態は高いレベルで安定。
エコロアルバ美浦・田村康仁 牡2

▲12月10日撮影(c)netkeiba
2戦ともに後方から