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来年の牝馬クラシックは3強になる!?(津田照之)

  • 2019年11月12日(火) 18時00分

一方、牡馬戦線は未だ混沌…


 2歳牡馬戦線は未だ混沌とした状況が続いているに対し、牝馬は早期から結果を出している馬が多く、現状、「2強」ムード。その2強とは新潟2歳Sを制したウーマンズハート(栗東・西浦厩舎)とアルテミスSを制したリアアメリア(栗東・中内田厩舎)。共に2戦2勝で阪神ジュベナイルフィリーズに駒を進める。単勝のオッズも人気を二分しそうなムードだ。

 ただ、個人的にはそこにもう一頭、加わって、将来的には「3強」になるとの見解。それくらい魅力を感じる馬が先日の東京でデビューした。その馬とは11月3日(芝2000m)の新馬戦を制したスカイグルーヴ(美浦・木村厩舎)。エピファネイア産駒で、おじにドゥラメンテをもつ良血馬。実際、レースでは高い能力を発揮。ゲートが開くと何ら無理することなくハナへ。その後もスムーズに折り合って運び、最後の直線に向くと、ジョッキーが追うことなく、2着馬を5馬身、突き放した。

 レースのラスト600mは11秒8→11秒2→11秒1の加速ラップ。それを馬なりのままマークするのだから、末恐ろしい。フットワークが大きく、おじとは少し違ったタイプに映るが、能力が高いのは確か。2000mで勝ち上がったため、マイルの阪神ジュベナイルフィリーズに参戦する可能性は低いものの、仮に出てきたとしても前記の2強相手でも十分、勝負になる器だと思う。

 一方、冒頭にも触れたが、牡馬戦線は混沌としていて、これからデビューする馬たちにも十分チャンスはあると思う。

 中でも注目しているのはダノンセレスタ(父ハーツクライ、母セレスタ、栗東・音無厩舎)だ。母はアルゼンチンの2歳牝馬チャンピオンでGI勝ちを含め、重賞を5勝。そして父が今年、当たり年のハーツクライ。ゲート試験にもすぐに合格した。「大柄ながら、センスが良くて、素軽さもある」と音無師の評価も上々で、500キロほどある青鹿毛の馬体はひと際、目を引く。デビューは11月24日、ジャパンカップ当日の東京、芝1800m戦を予定。鞍上はデットーリ騎手になる見込みだ。

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