日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
秘める可能性に賭けた陣営の展望も見事だった初距離1800m、中京に移って過去9回は良績のない最外枠、マイラー体型…などの死角がささやかれたが、それでも1番人気に支持されたレモンポッ...
成し遂げた数々の“偉業”に最大の賛美を4歳イクイノックス(父キタサンブラック)が、レース前に多くのファンが思い描いた通りのレース運びを見せて4馬身差の独走を決めた。レースでの総獲得...
非の打ちどころがなかった当日の昼休みに急遽代打騎乗(R.ムーア→藤岡康太)が告げられた4歳牝馬ナミュール(父ハービンジャー)の大逆転が決まった。非の打ちどころがないほど素晴らしい状...
イクイノックス、リバティアイランド級の活躍に期待ここまでのキャリア4戦だけ。重賞は未勝利。コースも距離も初めて。それでも断然1番人気に支持された3歳ブレイディヴェーグ(父ロードカナ...
最初からわかっていたような終盤のスパート快勝したのは4歳牡馬ゼッフィーロ(父ディープインパクト)で間違いないが、一気に抜け出したのはJ.モレイラ(40)に見えてしまった。前日、10...
より強い馬との対決により引き出される本当の能力単勝130円の圧倒的な支持を受けたイクイノックス(父キタサンブラック)が勝ったのは当然の帰結だが、昨年が1分57秒5だったので、今年は...
息が入りすぎるほど楽なペースになった圧勝したのは5連勝で「菊花賞」を制したドゥレッツァ(父ドゥラメンテ)だったが、レース直後の印象は、鞍上C.ルメール騎手(44)の痛快なレース運び...
レースレーティング以上の能力ビッグレースで断然の人気馬が存在し、それが差し馬だったりすると予想外のスローの展開がある。今年は前後半の1000m「61秒9-59秒2」=2分01秒1(...
西村淳也騎手の手腕が光った会心の勝利ゴール寸前、横に4頭が並ぶ大接戦を制したのは、挑戦者らしく早めにスパートした3歳馬エルトンバローズ(父ディープブリランテ)だった。人気の中心ソン...
現れた“新星”ママコチャと短距離戦線の今後行きたい馬がそろい、厳しいペースの展開から1分07秒台前半の高速決着も予測されたが、開催最終週とあって今週は全体に少しソフトなタイムのかか...
まだ上積みが見込める先手を取ってマイペースに持ち込んだ1番人気のタイトルホルダー(父ドゥラメンテ)を射程に入れ、途中から積極的に好位を確保した4歳の上がり馬ローシャムパーク(父ハー...
理想の好位追走に隙なしの完璧な内容だった菊花賞に向けたトライアル(前哨戦)とはいえ、まだ完成途上の3歳馬同士の一戦。大きな展望を持つ期待馬ほど、ここで結果が求められていた。そこで仕...
強気なレース運びが本番でもプラスを呼ぶ可能性スプリンターズSに向けて、手ごたえのある内容を示したのはどの馬か。レース全体の流れは前後半「33秒5-33秒7」=1分07秒2。過去10...
快勝、そしてさらなる成長を期待3歳牡馬ノッキングポイント(父モーリス)の期待を上回る快勝だった。グレード制が敷かれた1984年以降、2018年ブラストワンピースに続き40年間で2頭...
ミッキーアイル産駒のGI初制覇が見えてきた圧倒的な1番人気に支持された4歳牝馬ナムラクレア(父ミッキーアイル)の、2021年小倉2歳S、2022年函館スプリントS、2023年シルク...
明暗分かれ、ジャックドールには課題が…難しい芝コンディションだった。稍重発表以上にタフで重い馬場がコース選択と重なって、明暗を分けることになった。単勝230円の圧倒的1番人気に支持...
“夏は牝馬”の格言通りの好走1975年にこの時期に定着して以降、8度目の「牝馬=牝馬」のワン、ツー決着となった真夏のマイル重賞。牝馬が8頭も出走したが、今年を含めて牝馬が史上最多タ...
2016年に次ぐ速いタイムを叩き出した先行した馬同士の決着になり、これでは平凡な内容かと思えたが、勝ち時計は1分50秒8。最近10年の良馬場では、2016年グレンツェントの1分50...
陣営の会心の仕上げも功を奏した勝ち馬オールアットワンス(父マクフィ)の、2021年につづいての直線1000m重賞2勝目が決まった。今回は昨年のアイビスSD以来、ちょうど1年ぶりの長...
位置取りで能力全開が望めるタイプであることを示すちょっとカベに当たっているのかと思えた4歳牡馬セルバーグ(父エピファネイア)の鮮やかな逃げ圧勝。これで芝1600m【4-0-3...
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