日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
春の古馬中〜長距離のビッグレースを展望するレースが、今年は同じ週に行われた。2400mの日経賞は「1分15秒2−1分10秒2」の前後半で2分25秒4。一方、2000mの大阪杯は「5...
8歳キンシャサノキセキが昨年に続いて連覇を達成し、7歳アーバニティとビービーガルダンが3着、4着。人気の中心となった若いグループ(5歳ジョーカプチーノ、4歳ダッシャーゴーゴー)は交...
古馬のトップクラスがドバイWカップに揃って遠征している今春、5月1日の春の天皇賞、さらには6月末の宝塚記念を展望するグループの層は薄い。ましてこのレースでは、連戦つづきで体調に少な...
3月14日更新の柏木集保・重賞レース回顧は、先週の競馬開催中止のため休載とさせていただきます。何卒ご了承の程よろしくお願い致します。
1番人気に支持されたサダムパテック(父フジキセキ)が、大接戦を切り抜け、混戦をささやかれる牡馬クラシック路線を一歩、いや半歩ぐらいリードすることになった。前後半の1000m「61秒...
スペシャリストの距離とも形容さる「中山1800m」だが、今回は4歳ヴィクトワールピサ(父ネオユニヴァース)が圧倒的な総合力の違いを見せつけた。他をねじ伏せるように抜け出し、ドバイの...
1番人気に支持された5歳トランセンド(父ワイルドラッシュ)の力強い押し切り勝ちが決まった。一段とパワーを身につけた総合力で他を圧倒したから、すでに選出されている「ゴドルフィンマイル...
そうあわてることもない東京1800m、かつ逃げ馬のいない組み合わせとあって予測された通り、あるいはそれ以上のスローな流れ(1000m通過61秒6)になった。さらには、スローのわりに...
先手を主張したシルポートに途中までファイアーフロートが競りかける速い流れ。冬場でも高速の芝コンディションが保たれる最近だから、数字ほど厳しいハイペースではないが、レース全体は息の入...
最近では快速メイショウボーラーが快勝した2005年が、1分23秒0で、今年とレース上がりまで同じ35秒7。前日の1600万条件の「春望S」がこの距離1分25秒1の接戦だったから、セ...
1週前の「日経新春杯」に注目の4歳陣がそろって出走してしまったため、別定のGIIとするとかなり手薄な組み合わせ。有馬記念を小差5着のトーセンジョーダン(父ジャングルポケット)にとっ...
その層は厚く、かつ全体レベルの高さを誇る4歳馬が「6頭」も出走した。冬場のハンデ戦(GII)とあって、さすがにヴィクトワ―ルピサ、エイシンフラッシュなどは顔を見せなかったが、今年の...
1月の中山1600mに移って3回目。今年はもともと評価の高い注目馬が多かったが、前日の古馬1000万の接戦と同様の勝ち時計「1分33秒7」が記録されたことにより、ちょうど3か月後の...
強気に攻めの姿勢を貫いた3歳馬ヴィクトワールピサ(父ネオユニヴァース)と、猛追するブエナビスタがまったく並んでゴール。届いたか…、同着か…とも思える微差の写真判定だったが、自分から...
無理に飛ばす先行馬もなく、前後半のレースバランスは「46.6秒-47.3秒」。1000m通過は「58.6秒」。中山1600mとするともっとも破綻の生じない平均ペースの流れだった。そ...
予測されたよりはるかにスローな流れのマイル戦になり、前半「35.8-48.5秒……」。中盤に12.7秒のラップが2回も連続したため、1000m通過はなんと「61.2秒」。上がり「1...
GI(格)のダート重賞を9つも制ししているヴァーミリアンは、8歳の暮れとあってさすがに多少の陰りは否定できない。チャンピオン格=5歳エスポワールシチー、さらに別路線を歩む5歳スマー...
最後の直線の激しい攻防で「1着、2着」馬が入れ替わる「降着」が生じた。以前とは異なり、全周パトロールフィルムも、審議になったシーンのパトロールフィルムも公開されているから、ここで説...
能力接近のマイルGIにふさわしい白熱の激戦が展開された。抜けた評価のチャンピオンのいる組み合わせではなかったことにより、かえって攻防は激しく、期待された以上に高いレベルの好レースに...
まあ、それにしても「素晴らしい才能あふれる牝馬」がいたものだ、というのがレース直後の素直な驚きである。まだ、「英オークス、愛オークス、そして日本のエリザベス女王杯」を制しただけのス...
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