日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
素晴らしいレースだった。もの凄いレースが繰り広げられた。この天皇賞・秋は、日本の競馬史上「最高の名勝負」の一つに加わったことは間違いない。やがていつか伝説の名勝負となり、長く競馬フ...
人気に応えて快勝したオウケンブルースリ(父ジャングルポケット)は、初勝利がダービーが終わったあとの6月8日であること。まだ1600万条件からの挑戦で、強敵相手との対戦はディープスカ...
平穏な結末を予測したファンは少なかったと思われるが、桜花賞、オークス、そして直前のローズSに続き、さらにもっと強烈な結果が待っていた。レースの中身はひとつも壊れていない。それどころ...
ウオッカが自分で主導権をにぎってレースを作り、1分44秒6で乗り切ってみせた。記録はコースレコードと0.4秒差。その中身は、「前半800m47.7秒-(11.6秒)-後半800m4...
スタートしてほんの2〜3完歩、好ダッシュの馬とふつうのダッシュの馬に小さな差が生じた瞬間、人気のスリープレスナイトの勝利はもう約束されていた。快速スプリンターがそろった中、一番の、...
昨年から2400mになったトライアル。その昨年は飛ばした伏兵がいたためレース全体の前後半は『1分11秒3=1分13秒4』で2分24秒7。今年は逆に先行タイプに有力馬が少なかった結果...
稍重発表よりは力のいるコンディションになり、総合力とスタミナ能力の試された2200mだった。菊花賞に向けて有力馬は出現したのか、それとも春のクラシックで3着、4着のマイネルチャール...
前日の土曜日に500万条件のマイル戦で、1000m通過56.8秒の猛ペースで飛ばした馬が失速するどころか1分32秒8で粘って2着した高速の芝コンディション。先行したい陣営にとって、...
キャリアの浅い2歳馬にとってちょっと残念で、かわいそうな馬場コンディションになってしまった。しかし、勝ち時計1分35秒4(レースの前後半47.2=48.2秒。上がり3Fは35.3秒...
サマー2000シリーズの最終戦は、シリーズチャンピオンを狙って新潟記念への遠征を決めた馬ではなかった。勝ったアルコセニョーラは最初の「七夕賞」を12着(1ポイント)。この時点でもう...
秋のビッグレースに向けて有力馬が始動するGIIランクの一戦。大きな展望を描きたい注目馬が多かった。中では、まずグランプリホースの5歳マツリダゴッホ。木曜日段階での馬体重計測が482...
馬場状態の回復が予想以上に早く進んだが、それでも多くの馬が内よりを避けて通るコンディションの中、スリープレスナイト(父クロフネ)の圧倒的な勝ち方が光った。この馬場で1分07秒5は速...
あまりハイペースにならない新潟の外回りの1600m。今回もスローに近い流れが予測されたが、タマモサポート(絶好調の松岡騎手)がハナを切って1000m通過59.9秒の超スローペース。...
久しぶりに切れ味をフルに爆発させたドリームジャーニー、初の重賞で2着したダイシングロウ。トップハンデの57kgと、56kgの2頭。ローカルのハンデ重賞とはいえその中身は濃く、サマー...
ブリンカーを付けて逃げた伏兵メイショウレガーロの作ったペースは前半1000m通過59.0秒。他のコースの2000m重賞なら決して無理なペースではないが、レースの後半1000mは61...
カノヤザクラ(父サクラバクシンオー)が抜け出し、これで牝馬の4連勝。ここまで8回のうち牝馬が6勝となった。3歳馬の善戦好走と合わせ、ほとんど各馬に差がつかない距離だけに「斤量」の差...
さまざまな波乱パターンを繰り返し、05年まで1番人気馬が26連敗のJRA記録を持っていた「七夕賞」は、また今年も難しい結果がもたらされた。伏兵ミヤビランベリが逃げ切り、好位にいて流...
福島のラジオNIKKEI賞も見どころの多い接戦だったが、3歳馬同士のハンデ戦。次に結びつけるのは難しい面がある。サマースプリントシリーズの第一戦というだけでなく、函館スプリントSの...
不良馬場にも近いタフな重馬場の中、底力の問われる極めてきびしいレースになった。結果、上位を占めたのはタフなレース経験で上回る5歳以上の古馬。かわいそうなことに4歳ロックドゥカンブは...
今年の組み合わせは少し馬場が渋った程度ならそう大きな波乱はなさそうに見えたが、勝ったのは最軽量48kgでしんがり12番人気のトーホウシャイン。10番人気ピースオブラヴが2着。3連単...
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