日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
あっさり抜け出したスズカフェニックスの快勝というよりも、武豊騎手の手によるスズカフェニックスがいとも簡単に初の芝1200mのGIを勝ってみせた、という印象の方が強かった。1600m...
人気のフライングアップルの鮮やかな差し切り勝ちだった。内の1番枠で少し出負けぎみのスタート。といっても出遅れほどではなくこれまでのように中団に位置することは可能だったが、あえて気合...
注目は、ここまでウオッカ、ダイワスカーレットとほぼ互角の成績を残し、桜花賞路線のトップ3に位置しているアストンマーチャンと接戦に持ち込める新星は出現するか。もうひとつは、そのアスト...
ステップレースとするとかなり厳しい中身の2000mだった。勝ち時計の2分00秒5は、最近10年では04年コスモバルクの勝った年と並んで最速。それも例年以上の高速の芝というわけではな...
3頭が同着でも不思議がなかったほどの大接戦に持ち込まれ、8歳プリサイスマシーンと5歳馬エイシンドーバーの同着だった。この短距離路線、多くのメンバーが3月25日の「高松宮記念」に向か...
少し水溜りの残る不良馬場でも粘りつくコンディションではなく、好時計の生まれる馬場状態の中で、レコードと0.1秒差の1分34秒8が記録された。レース全体の流れは前後半の半マイルが「4...
注目のクラシックのステップレースはきわめて評価の難しい結果に終わった。期待の馬がいたわりに、また、重要なステップレースとすると、まず第一に「迫力」もう一歩だった気がする。競馬はタイ...
3連勝できていたフサイチホウオーが、明けて3歳になり確実に一歩も二歩も成長しているところを示し、4連勝を飾った。同じ東京1800mの東スポ杯2歳Sを制した2歳の11月より一段とスケ...
11番人気の伏兵ビッググラスが馬群を割って抜け出し、人気のシーキングザベスト以下に完勝してみせた。6歳ビッググラス(父エルコンドルパサー)は重賞初制覇。中尾秀調教師も初めての重賞勝...
順調に来ている馬が少なく、多くの馬がここをステップに春に向けて手ごたえをつかみたい一戦だった。頭数も少なく、また、速いペースでレースを引っ張る馬もいなさそうに思え、後半の切れ味勝負...
12月のホープフルSを2000m2分01秒3の好時計でニュービギニングの2着していたサンツェッペリンが、今度は自分でレースを作る積極策で2分01秒6。鮮やかな逃げ切りで快勝し、豊か...
3歳世代の初重賞。12月にGIの朝日杯FS、GI阪神JF、ラジオNIKKEI杯2歳Sが行われてから間もない日程のGIIIの1600mであることと、また、過去の勝ち馬が春のクラシック...
期待通りだったのは、勝って引退したディープインパクトだけだった。ディープインパクトの最後の1戦「有馬記念」だから、各種のイベント企画をはじめ、多くのマスコミもさまざまな趣向を凝らし...
大接戦を制したのは、好位で流れに乗りいつもの追っての物足りなさをまったく見せずに伸びた3歳フサイチリシャールだった。春のクラシックでは伸び悩み、方向転換したダート戦でも結果を出せな...
スタートで2馬身ぐらい出負けし、道中は離れた最後方を進んだドリームジャーニーが大外一気、鮮やかな追い込みを決めた。先行馬崩れの追い込み競馬だったかというとそうではなく、2着のローレ...
迫力満点のストライドでアストンマーチャンの外に持ち出したウオッカ(父タニノギムレット)が、来季のクラシックでの快走を予感させる素晴らしい伸びをみせて快勝した。いかにもタニノギムレッ...
様々な意味で絶対に負けられない一戦だった。もし、ここでディープインパクトが伸び切れずに沈むようだと、多くのファンも、サークル全体もレースの後どう処していいのか分からなかったかもしれ...
雨の影響は多少あって、良馬場発表でも内枠の馬と少し非力なスピード型には走りにくそうなコンディションだったが、1分32秒7の速いタイムが記録され、ダイワメジャーの強さとパワーが一段と...
きわめて残念なレースになってしまった。降着になった直線の出来事は多くのファンが確認したとおりで、見解や判断の分かれるところではない。しかし、それにしてもこの秋になって、凱旋門賞のデ...
アストンマーチャン(父アドマイヤコジーン)が2歳日本レコードの1400m1分20秒3で、5馬身差の独走を決めた。時計の出やすい馬場で、直前の桂川S(古馬1600万下)を制したキンシ...
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