日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
これからあと、どうしてあの馬があんな強い内容で勝ってしまったのか、キツネにつままれたような気分になった時は「ノーリーズン」。流行語になるかもしれない。馬場状態の良さからして、ナリタ...
大接戦が予想されたが、力量が認められていた中では(G1阪神ジュベナイルF2着)、最も苦しいと思えた伏兵アローキャリーの大逆転だった。同じ山内厩舎の逃げ馬サクセスビューティがいたため...
4歳サンライズペガサス(サンデーサイレンス)の圧勝だった。前走の大阪城S2000mでは、安藤勝騎手はテン乗り。また、レースの流れが1000m通過61秒0のスローだったため、早めにま...
ショウナンカンプのG1制覇はさまざまな視点で大きな意義がありそうだ。まず第一に、ショウナンカンプは父サクラバクシンオーの父系、さらに母ショウナングレイスのファミリーともに、もう代を...
衆目の一致する候補タニノギムレットが素晴らしい内容で直前のステップレースを制した。ちょっと前半の行きっぷりが悪く、なおかつ3コーナー過ぎではモタモタしていたが、スパートしてからは一...
人気のキタサンヒボタンはオーバーホールしたのに、なんとマイナス6キロ。これで12月のジュベナイルFの上位5頭は今年の春、みんなマイナス体重か変わらずでの再出発となってしまった。どう...
今年の3歳牡馬路線の最大のカギを握るレースになると思えたが、ちょっと大味な結果になってしまった。まず、回避したモノポライザー(3連勝)は、ぶっつけで皐月賞といわれているが、賞金順で...
武豊騎手、木幡騎手、土谷騎手が3レースで落馬事故に巻き込まれたが、不幸中の幸い、良くあの程度のケガで済んだものだ。大事故になった危険もあった。その武豊騎手のラスカルスズカが田中勝騎...
アグネスデジタルの勝ち時計1分35秒1はレースレコード。東京ダート1600mの持ち時計を0.5秒も短縮してみせた。昨年の秋シーズンはちょっと時計のかかるコンディションのG1を3連勝...
勝ち時計の1分47秒6は、95年のスキーキャプテンと並ぶレースのタイレコード。抜けた馬はなく、2番手グループの組み合わせとみられていたが、今年の3歳勢のレベルの高さを示すような好時...
今年は抜け出したトップグループがみんな冬の休みになっていること。また、京成杯2000mが東京で行われたこともあり、やや手薄なトキノミノル記念だった。中で、勝ったチアズシュタルクだけ...
馬場状態、ハンデ戦並みの斤量差もあったが、最大のポイントはレース展開(流れ)にあった。強力な先行馬が見当たらずスロー必至は予測できた。この馬場(不良)で、59キロの牝馬スティンガー...
大きく人気が割れ、難しいAJC杯となった今回、結果も大接戦だった。重賞実績のない上がり馬同士で1〜2着したのはきわめて珍しいことで、これは休み明けの馬が史上最多の5頭もいたことによ...
第1週の古馬の中山金杯が1分59秒0(59.3−59.7秒)の決着で、古馬1000万の初日の出賞が2分00秒8(60.5−60.3)というのが今季の馬場コンディション。これを基準に...
逃げた5歳ゴーステディのペースは1000m通過59秒3。このくらいのペースで引っぱってくれるともっとも時計が速くなる。また、逃げたゴーステディ自身も1分59秒1の好時計でギリギリ3...
3着にとどまったとはいえ、武豊騎手=トゥザヴィクトリーに翻弄された2500mだったというのが、レースが終わった直後の感覚だった。逃げるとは決めていなかっただろうが、好スタートを切っ...
勝ち時計は1分07秒8。コースレコードはもちろん、2歳馬の1200mの日本レコードだった。この日、1000万条件の芝1600mに1分33秒4が記録されたり、準オープンの芝2500m...
1分33秒8の勝ち時計は、97年グラスワンダーの1分33秒6に次ぐ史上2位の好時計だった。例年より馬場状態が良かったこともあるが、この勝ち時計で上位は大接戦。6着のシベリアンメドウ...
過去、1分34秒6で勝ったのが96年メジロドーベルと、昨2000年のテイエムオーシャン。それに94年のヤマニンパラダイス(この日はエリカ賞を制したヤマニンセラフィムの母)の1分34...
レースの結果を伝えるふつうの新聞には載っていない、これまで21回のジャパンCの結果のうち、今後も役に立ちそうな記録をまとめておこう。これまで21回、日本の馬は合計142頭がジャパン...
1,141〜1,160/1,171件