1958年山口県出身。慶応大学経済学部除籍。競馬専門紙「ホースニュース馬」入社後は先輩の井崎脩五郎に師事。血統班などを経て本紙予想を長年に渡って担当。POG歴が長くこれまで数多くの名馬を指名してきた実績からPOG大魔王を名乗り、『最強のPOG青本!』(KKベストセラーズ)POGなど関連著者も多数。
丹下日出夫
馬インフルエンザの直撃を受けた世代、極めて特殊な状況のもと展開してきたクラシック戦線が終了しました。猫の目が変わるように、牝馬も牡馬も前哨戦の勝ち馬が替わりましたが、ここに来て高レ...
牝馬はひと足先に総決算のオークスが終了。その結果はといえば、1、2、3、5着馬は2歳時からJpnIで戦い抜いてきた旧勢力。牡馬牝馬問わず、新興勢力の台頭に期待していた私の予測は、ま...
当連載コラムも、ダービーの結果を分析する6月3日更新分で終了ですから、あと3回を残すのみとなりました。クラシックへ向けての注目馬探しが主旨ですが、あとは本番を待つばかりということで...
いよいよ先週で、ダービーの前哨戦が完了。しかしあいにくの雨で、馬場適性だけを武器に切符を取った馬もあり、また時計的な価値が見えなくなった面もあり、それでいて反対に価値を見せたレース...
今年のダービーへ向けて、最大のポイントになると見ていたのが青葉賞でした。しかし時計的にはスローの前残りで、道中4、5番手の好位にいたアドマイヤコマンドとクリスタルウイングで決着。あ...
3歳戦もだいぶ煮詰まってきました。今回はフローラSの分析が最重要事項でしょう。勝ちタイムは、レース史上2番目に速いものですが、これは今春の馬場が、例年より時計が出やすいコンディショ...
今回は皐月賞の回顧がすべてでしょう。結論から言えば、時計的にも見た目にも、まったく低レベルの一戦となってしまいました。この週の中山は、これまで以上に外がまったく伸びないコンディショ...
クラシック第一弾の桜花賞は、速い流れの攻防で見応え十分。スローのダラけたレースが定番となっていた阪神外回りでしたが、阪神ジュベナイルFのようなハイペースとなり、底力が求められるレー...
デビューが遅れた、あるいはインフルエンザの入厩のドタバタで七分くらいの仕上がりでデビューを余儀なくされた、仕上がり後れの馬、あるいは急仕上げによる激走の反動で、その後休養しなければ...
桜花賞、皐月賞へ向けては、あらかた駒が出尽くした感があります。むしろ、NHKマイルC以降を見据えての陣営も出てきていますね。クラシック前の最後の前哨戦、毎日杯。昨年から1800mに...
今3歳世代は混戦のままレースは続いていきますが、結局答えが見えないままトライアルシリーズが終了。ただし、レースが積み重なったことで、だんだん各馬の特徴のようなものが見えてきた印象は...
先週は牝馬勢にスポットの当たった週でした。個人的には、出走馬の質が重賞のフィリーズレビューよりも、今後へ向けてという意味では高かったと思っているのがアネモネS。例年、このレースが脚...
先週からいよいよトライアルがスタート。中でも、本番へ向けて重要なレースが牡牝ともに行なわれました。まずは牝馬のチューリップ賞。阪神JF上位馬は2、3着に止まり、勝ったのはエアパスカ...
まずはアーリントンC。ダンツキッスイ(牡、父シンボリクリスエス、母サンフラワーガール、栗東・橋本寿正)の大逃げは11秒台のラップをコンスタントに刻んで、前半1000m通過が58.4...
GI週は2歳戦、3歳戦の質が高くなるのが常ですが、先週も書き尽くせないくらいの顔ぶれのレースが続きました。まずは重賞のクイーンC。この連載でも注目してきたリトルアマポーラ(牝、父ア...
まずは重賞のきさらぎ賞。今週も、共同通信杯に続き、既成勢力の人気馬が無残に散ってしまいました。勝ったレインボーペガサス(牡、栗東・鮫島一歩)は、ダートでは既成勢力と言えますが、芝で...
先週は、牡牝それぞれ注目のレースが、ともに順延されて月曜日に行なわれました。まずは大波乱となった共同通信杯から見ていきましょう。ショウナンアクロス(牡、父ダンスインザダーク、母バブ...
このタイトルを名づける原因となった馬たちから見ていきましょう。第一はそう、土曜の東京、芝1800mの新馬戦でベールを脱いだレッドシューター(牡、美浦・藤沢和雄)です。藤沢和雄厩舎に...
…と銘打ってみましたが、とにかく春がまったく見えてこない世代。ダートは逸材揃いで良い意味での拮抗状態。芝は、特に牡馬で混迷の度を深める一方で、ネガティヴな意味での手探り状態。その中...
まずは中山からです。土曜の注目レースは黒竹賞、ダート1800m。かねてから書いてきましたが、この世代のダート戦線の高レベルぶりを物語る結果となりました。前走で2着馬に3.1秒の差を...
1〜20/50件