日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
近年稀に見る大混戦は臨戦過程から考える様々なステップから有力馬が集まり、加えて7年ぶりに牝馬が参戦した今年の皐月賞は、史上稀れな顔ぶれになった。1月の京成杯、2月のきさらぎ賞、共同...
牝馬の時代のきっかけをつくってきた桜花賞はこの6年、トライアル不出走馬が勝ってきた。様々な路線からここを目指す傾向はずっと続いていて、今年の出走馬の前走は実に8レースにも及んでいて...
1番人気馬は過去5年勝ちなし大阪杯でGI初勝利を飾った馬は、GI昇格後7年で4頭を数えるが、それらに共通するのが阪神芝2000米での勝利があることだ。さらにつけ加えれば、ここ3年は...
後方からの進出は難しい中京1200米で行われる高松宮記念は、とにかく厄介なGI戦だ。3コーナー手前から下り坂が続き、自然と速いラップになるのだが、だからと言ってあまり後方にいたので...
春の大舞台を目指す3歳馬の路線が多様化した大袈裟かもしれないが、重賞でもGIIのランクになると、その馬の生涯がかかっていると言ってもいい。スプリングS・阪神大賞典の勝ち馬にはかつて...
ポイントはキャリアと距離適性一番人気が大苦戦しているフィリーズレビューは、2015年のクイーンズリングまで遡らないとその勝利は見当たらない。阪神内回りの1400米という特殊な条件に...
落ち着いた流れでどう立ち回れるかが大きなポイント弥生賞ディープインパクト記念の出走頭数は、ひと頃より少なくなってきた。だいたい10頭からせいぜい13頭ぐらいだから、同じ中山の200...
昨年は4歳馬が躍動中山記念を検討するポイントとして、これから新勢力となる4歳馬がどうかを考えることから始める。例えば昨年も5頭が出ていて、前走中山金杯を勝ったラーグルフが2着、秋2...
今まで以上に混沌とする戦い今から4年前、サウジアラビアに世界最高額賞金のサウジCが創設されてから、国内のダート戦線に明らかな変化が見られるようになった。以前からあったドバイワールド...
人気馬の苦戦が目立つ?春の牡馬クラシックに向けて注目度の高い共同通信杯だが、一番人気が苦戦することで知られている。スタートして直ぐに向正面の長い直線に入ることで、だいたいがペースが...
タフな冬の重賞を制するのは4年ぶりに京都に戻ったきさらぎ賞は、途中でペースが落ち着き、後半の決め手勝負になりやすい。この10年のうち京都であった7年を見ると、上がり3F最速馬の勝利...
勝負の分かれ道は最後の脚の使い方根岸SからフェブラリーSへとステップアップした昨年のレモンポップは、南部杯、チャンピオンズCと勝ち続け最優秀ダートホースにまで上りつめたが、一方でウ...
牝馬や高齢馬にも魅力十分今年のAJCCは面白い顔ぶれになった。時折、年季の入った年長馬が好走することがあるが、今年は8歳馬が3頭もいて、しかも注目を集めている。さらに、これまで全く...
近年のレースから見えてくる顕著な傾向京成杯に日経新春杯、どちらも年が明けて新たな戦いが始まったことを実感させる。それぞれのレースの持つ意味を考えると、かなり切迫したものを感じるし、...
東西の金杯で思い出す馬は新春競馬は、新たな気分のまま浮き立つ思いで迎えることが多い。東西の金杯でこの一年を占うようなこともしたことがあったが、今では、そういう大それたことではなく、...
最強に迫った2頭の存在年の納めの大一番、ずらりGI馬が顔を揃え、その中には今年のダービーや皐月賞を勝った3歳馬もいる。また、ここが引退レースと決めているGI馬もいて、実に多彩な顔ぶ...
過去にはキャリア1戦から制した馬も朝日杯FSが阪神で行われるようになって今年で10年目、外回りの1600米はスピードだけでは乗り切れないタフなコースだけに、これまで逃げ切った馬は出...
思わぬ伏兵が上位に来ることも世代屈指の決め手と言われたリバティアイランドが持てる力を出し切って勝利してから一年がたった。阪神JFは、勝ちタイムが1分33秒台は当り前で、条件が整えば...
決め手を武器にひと暴れというシーンも確たる軸馬を見つけにくいチャンピオンズカップだが、それだけハイレベルなメンバーが揃ったと言っていい。一昨年の覇者で3年連続出走のテーオーケインズ...
プラス材料ばかりで期待が大きくなっていく日を追うごとに、世界NO.1王者の行進は止まらないの思いは強くなるばかりだ。GI出走機会5連勝中でも、イクイノックスの前走天皇賞(秋)の激走...
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