日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
クラシック第1弾の桜花賞、三冠の第一関門の皐月賞と、ずっと言い続けてきたシーズンの到来です。この呼び方、皆さんの耳にはどうひびいているのでしょうか。クラシックへの期待感をにじませ、...
5大クラシックレースの第一弾、以前は桜花賞をこう呼んでいました。もちろん、今でもこれでいいのですが、グレード制を導入してからは、その格づけを中心に言い表すことが多く、少し変化が感じ...
チューリップ賞がアドマイヤキッスで、弥生賞がアドマイヤムーン。去年の今ごろはあの勝負服ばかりだったのに、今年はこればかり。たった1年でこんなに様相が変わるとはと、仲間たちとささやき...
中山と阪神に舞台が移り、誰もが期待したのがスピード競馬でした。なのに雨模様で、その快感もお預けになりました。やはり競馬は晴れていないと、心は晴れません。弥生賞とチューリップ賞は、是...
毎週毎週、この先のタイトルを狙う評判馬が生まれてきます。大一番の決戦のときに向かって、期待感が高まります。競馬を追い掛けていて、とにかく楽しいときです。その中で、3歳馬の新星の誕生...
共同通信杯のアドマイヤムーン、きさらぎ賞のドリームパスポートと、クラシック戦線に名乗りを上げました。ともに松田博資厩舎、これに京都で2勝目を楽勝で飾ったキャプテンベガが加わるので、...
正真正銘の戦い、共同通信杯からきさらぎ賞は確実にクラシックに向け一歩前進するレースです。今年から特に大きな意味を含むレースであることは、前にも述べた通りです。若駒と斤量、これが一定...
目立たないところで少しずつ基本となるルールが改正されています。それを知ることでその変化を楽しむことができます。共同通信杯、きさらぎ賞、クイーンC、アーリントンCと続くクラシックロー...
JRA賞の表彰式が先日、都内のホテルで行われました。年度代表馬ディープインパクト陣営を中心に、去年活躍したホースマンの晴れやかな表情の中で、久しぶりに橋口調教師のエビス顔を拝見でき...
少しずつ動き出したクラシック戦線。全貌をあらわすのは3月に入ってからですが、今から目星をつけておくのが競馬で、少なくとも候補馬の選定は、もう始まっています。東からステークスウイナー...
西高東低は冬型の気圧配置。記録的な豪雪に見舞われ、厳しい天候が続きます。寒いこの冬、とにかく体には気をつけなければなりません。中央競馬も西高東低がずっと続き、とうとうJRA賞の部門...
1年の終わりがた、ディープインパクトの敗戦を見て競馬の奥の深さをまたまた思い知らされ、多くの者がいくら願ってもそうならないことがあるという当たり前を目の当たりにすることになりました...
この1年の締めくくり、実に話題の多い年でした。競馬は、レースがどうであったかが一番で、そこに名馬がいればまず言うことはありません。その点、ディープインパクトの存在が何よりも大きく、...
香港からうれしいニュースが飛び込んで来ました。やはり、心が弾みますね。皐月賞やダービーで好走したシックスセンスでも、初めての古馬相手、しかも海外の強豪相手ではとてもかなわないだろう...
今年もあと少し、年度を締めくくる各部門別のJRA賞受賞馬の選定に入らなければなりません。チャンピオンがハッキリ決められるレースがあるもの、2歳戦がそうですが、それはそれで異論を差し...
ジャパンカップ、ジャパンCダートは、それぞれの勝利騎手がいずれも3勝目と、記録を伸ばしました。デットーリに武豊、誰しもが納得できたことでしょうが、それにしてもゴール前の攻防は見事で...
本命馬が敗戦を喫するとき、穏やかな気分ではいられないことがよくあります。その勝利を信じる思いが強ければ強いほど、尾を引きます。同一GIを3回も続けて勝つことがどれほど難しいか、それ...
背水の陣という思いだったのでしょうか、スイープトウショウは。宝塚記念で牡馬陣を一蹴し、秋の目標を天皇賞に置いたまでは当然の勢いの中のことと、ごく普通に見ていました。ところが、毎日王...
ナリタトップロードの急死が伝えられました。まだ9歳という若さです。父サッカーボーイに初のクラシックのタイトルをもたらした平成11年の菊花賞のゴール前は、悲願達成を願う切なる思いで見...
今、武豊騎手の語ることばのひとつひとつが注目されています。世紀の名馬ディープインパクトを、彼がどう言いあらわすか。これは間違いなく後世に伝えられていくからで、無敗の三冠馬伝説が、着...
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