スポーツライター・島田明宏が競馬界の「今」を熱視点で語る!
島田明宏
人は、なぜ馬と一緒にいようとするのか。馬は、なぜ人と一緒にいようとするのか。競馬を題材とした小説を書くにあたって、まずそれをじっくり考えてはどうか――。そう言ったのは、私淑する伊集...
今年も相馬野馬追取材のあと、青森県八戸市まで足を伸ばした。最年少ダービージョッキー・前田長吉(1923-1946)の足跡を再確認するためである。八戸は静かな街というイメージを抱いて...
相馬野馬追は、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故で甚大な被害を受けた福島県相馬市と南相馬市で行われている。今年は440騎ほどが参加し、千余年の伝統が、またしっかりとつな...
千年以上の誇るべき伝統が、郷土を愛する侍たちによってつながれた――。7月29日から31日までの3日間、世界最大級の馬の祭「相馬野馬追」が、福島県の太平洋側に位置する相馬市と南相馬市...
あれから1週間以上経ったのに、まだ山野浩一さんが亡くなったという現実を受けとめ切れていない。JRA賞授賞式や、ジャパンカップ当日の馬事文化賞受賞者の招待席に、これからもニコニコしな...
この稿を別のテーマで書いていたとき、作家・競馬評論家の山野浩一さんが亡くなったことを知った。山野さんは、夫人の介護をしているうちに癌を患い、ここ数か月、入退院を繰り返していた。ブロ...
大型スクリーンに「58000万円」という数字が映し出されている。「ラストコール!正面右手のお客さまにハンマーが降ります。5億9000万円、いかがでしょうか。ありませんか!?」鑑定人...
競馬ファンが楽しみにしている7月のイベントというと、やはり来週のセレクトセール、再来週のセレクションセールといった、メジャーなセリだろう。今年も、ゴールドシップやキズナ、エピファネ...
宝塚記念の日、阪神競馬場のコースに面した関係者席を歩いていると、不意に名を呼ばれた。立ち上がってこちらを見ていたのは、ドラマ『絆〜走れ奇跡の子馬〜』で松下拓馬を演じた岡田将生さんの...
宝塚記念が行われる日曜日の出馬表を眺めていたら、阪神第7レースの3歳以上500万下の平場(芝2200m)に「ヒシマサル」の名を見つけた。鞍上が武豊騎手なので、余計に嬉しくなった。彼...
今年22回目を迎えるユニコーンステークスは「出世レース」として知られている。2011年の秋にも、この連載で出世レースについて書いた。あれから6年弱。ユニコーンステークスの勝ち馬を中...
「我が軍」こと読売巨人軍が6月9日の日本ハム戦で競り勝ち、16日ぶりに白星を挙げた。42年ぶりに塗り替えた球団ワースト記録の連敗は13でストップ。なお、プロ野球の連敗記録は1998...
先週の本稿に、ダービーはオークスより速いタイムで決着してほしいと書いた。すると、あろうことか、オークスの2分24秒1より2.8秒も遅い2分26秒9もかかってしまった。同じ日に同じコ...
母の一周忌法要を終え、先日帰京した。当歳だったスマイルジャックの娘たちを見て札幌に戻り、病室で原稿を書きながら母を看取ってから1年が過ぎた。自分の体の一部を失ったかのような痛みはそ...
「レジェンド」的場文男騎手が、地方競馬通算7000勝を達成した。5月17日の川崎第11レース「川崎マイラーズ」をリアライズリンクスで制し、記念すべき1勝を重賞勝ちで飾った。中央で4...
フランスの伯楽アンドレ・ファーブル調教師が管理する、ノーザンファーム生まれのディープインパクト産駒アキヒロ(牡3歳)が、年明け2戦目のGIIグレフュール賞(5月8日、サンクルー芝2...
今年のNHKマイルカップには、桜花賞の4、5、11着馬と、皐月賞の10、12、13着馬、そしてトライアルのニュージーランドトロフィーの1、3、5、7、10着馬が出てくる。牝馬クラシ...
今週の天皇賞・春で、キタサンブラックとサトノダイヤモンドが激突する。昨年の有馬記念につづく2度目の直接対決となるわけだが、今度はどちらが勝つのだろう。こう書きながら、ビッグレースで...
桜花賞が行われたころ満開だったソメイヨシノが、すっかり葉桜になった。代わってひらいたマツバギクの細い花弁が、日々ぬるむ風に揺れて愛らしい。特集ドラマ「絆〜走れ奇跡の子馬〜」がNHK...
文筆を生業とするようになって30年ほどになるが、その大きな節目で一度ならず、二度、三度と力になってくれた人がいる。門別で生産・育成牧場を営む藤本直弘さんだ。初めて藤本さんに会ったの...
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