血統評論家・望田潤が重賞レースの注目馬を血統で診断!
望田潤
◆渋い勝ち方と燃費のいい走りがステイヤーの証フェデラルホールはステイゴールド産駒でノーザンテースト4×3、母父ドクターデヴィアスはTourbillon系のアウトサイダー、そして母系...
◆本質は内回り向き、死角なしジェンティルドンナの母は英短距離G1勝ち馬でパワーの血が豊富。「父中距離×母短距離」の配合は先行捲りの機動力ある脚質になりやすいし、掻き込みが強いピッチ...
◆外回り向きの柔らかな斬れサウンドリアーナの父ケイムホームはGoneWest産駒のマイラーで、自身はSecrettame≒Droneのニアリークロス3×4を持つのでナスキロ柔い体質...
◆スプリンターとして完成の域にカレンチャンはDeputyMinisterとマルゼンスキーを通じるNorthernDancerとLaTroienneのクロスで、母はRockefell...
◆ハーツクライの成長曲線カポーティスターはエピセアロームやサクラローレルの近親。母方のSeattleSlewの影響も強い長手の体型で、母にはナスキロ血脈が多く柔らかくストライドを伸...
◆外回りで斬れるトライアル血統オレハマッテルゼは母父がBoldRuler系ジャッジアンジェルーチなので短距離で抜群の機動力を発揮したが、ハナズゴールの場合は母シャンハイジェルからナ...
◆56キロでもパワーが違う一流のスプリンターに最も必要なものは短距離を一気に走り抜くパワーだから、ダート王クロフネから2頭の短距離女王が出ても驚くにはあたらない。カレンチャンは母父...
◆ダービー馬の全弟、ヴィクトワールピサの後輩トーセンパワフルはロジユニヴァースの全弟で、クロスがHalo≒SirIvor3×5・5、そして母系にNureyevが入るというネオユニ産...
開催最終日で例年外差しが決まるレースだが、今年はインが荒れていない。◆ジャスタウェイを凌ぐ素材メイショウオオゼキの新馬勝ちは2、3着馬が次走勝ち上がったハイレベル戦。GreenDe...
札幌記念はG1級の馬が格で勝ちきってしまう格調高いG2だが、一方で小回りだけにマイラー寄りの馬でもこれるレースでもある。◆爆発力はG1級ダークシャドウは母マチカネハツシマダがGre...
ここ3年は08年きさらぎ賞の1、2、4着馬が勝っているように、1800m寄りの距離適性と平坦長い直線の実績、この二つを重視したいレースだ。◆母の相似配合のスピードでメイショウカンパ...
◆平坦高速馬場でハナ切ればGiant'sCausewayはStormCat産駒でBoldRulerをクロスし母はRedGod≒Halo≒Chieftain3・3×3だから軽いスピー...
◆オークスより条件は良いアイムユアーズは3代母がオークス馬ダイナカールだからエアグルーヴやオレハマッテルゼの近親で、そこにエルコンドルパサー、ファルブラヴと配されてクロスがFair...
初代女王メジロダーリングに始まり、テイエムチュラサン、サチノスイーティー、サンアディユ、カノヤザクラ、ケイティラブ、エーシンヴァーゴウと、NeverBendやBuckpasserな...
◆母に似たパワースプリンターコナブリュワーズの母アンブロワーズは04年の函館2歳Sに勝ち阪神JFで2着。そこへキングカメハメハが配されてNureyev≒Sadler'sWells4...
◆中距離で前受けならばミキノバンジョーはグラスワンダー×リヴリア×トウショウボーイだから血統は中距離だし、全体にハイインロー的粘りを表現した配合で前走のように前受けしたほうがいいし...
◆母のHalo的機動力でオペラダンシングは中山記念のトーセンクラウンと「オペラハウス×ダンシングブレーヴ×Halo」までが同じ7/8同血で、「オペラハウス×ダンシングブレーヴ」はメ...
◆急坂小回り向きのパワーと粘りトゥザグローリーはMiesqueとフェアリードールを通じるNureyev4×3だからパワーと粘りの配合で、母譲りの頭の高い掻き込む走法で、だから外回り...
函館の力の要る洋芝でのスプリント戦。昨年の1着カレンチャン(父クロフネ)、2着テイエムオオタカ(母父ネヴァーダンス)が好例だが、NeverBendのパワーを受け継いだ馬がよく好走す...
◆距離延長はプラスアドマイヤムーンはミスプロ×サンデーの柔らかさしなやかさを伝えるので、パワー型の牝馬との配合が成功しやすい。レオアクティブの母はオペラハウス×プリンスオブバーズだ...
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