重賞ウイナーからファンに愛されたあの馬まで、競馬から退いた後の知られざるエピソードをご紹介。
佐々木祥恵
馬たちがつなぐ命のバトン2011年3月22日夜、埼玉県比企郡ときがわ町にある馬たちの養老牧場、ときがわホースケアガーデンに南相馬市から1頭の牡馬が到着した。その馬の名は、ルージュビ...
乗馬初心者の大先生引退名馬繋養展示事業の新規の助成金対象馬をチェックしていて、懐かしい馬名を見つけた。テンパイだ。私が北海道から上京して、東京競馬場や中山競馬場で競馬観戦を満喫し始...
怪物オグリキャップと名勝負2月7日夕方、1頭の牡馬がその生涯を閉じた。イナリワン、32歳。オグリキャップ、スーパークリークとともに「平成の3強」と呼ばれるなど一時代を築いた名馬だっ...
3キロの耐久競技を見事完走2003年の毎日杯(GIII)に優勝したタカラシャーディー(セン)に会ったのは、2014年8月に青森県へと取材に赴いた時だった。十和田市にある乗馬クラブア...
屈腱炎発症、惜しまれながれターフに別れ新馬、若駒S(OP)と2連勝して、昨年のクラシック戦線での活躍が期待された馬がいる。栗東の石坂正厩舎の管理馬だったアダムスブリッジ(牡4)だ。...
田中勝春騎手の導きで始まった第二の馬生今週末に東京競馬場で東京新聞杯(GIII)が行われる。2009年に同レースに優勝したアブソリュート(セン12)が、競馬や乗馬の世界を目指す少年...
(前回のつづき)壮絶な出産エピソードケーキを囲んでの誕生会が終わり、中山光右さんが再び跨ったのは競走馬名プロディージュこと10歳の紋次郎。「名前覚えられないから、すぐこういう名前に...
プレシャスシチー、病と付き合いながらも穏やかな日々1月17日に群馬県の乗馬クラブアリサを訪ねた。キョウエイボーガン(セン27)の取材で昨年秋に伺わせていただいて以来、2度目の訪問と...
9歳の時に“モーターニューロン病”との診断アーロン(セン21)という名の誇り高き鹿毛のサラブレッドが、茨城県猿島郡境町に暮らしている。千葉県在住の花島早苗さんが、通っている乗馬クラ...
(前回のつづき)アイルランドで生まれ、イギリスで調教ブランディス、フォゲッタブル、アロンダイトの順番で写真や動画を撮影し、最後に登場したのが、あの三冠馬ディープインパクトの母・ウイ...
(前回のつづき)「低い障害だとなめて飛ぶんです(笑)」暮れの名物レース、中山大障害(J・GI)が、今年も有馬記念の前日の12月26日に行われる。大竹柵、大生垣を人馬が一体となって飛...
※次回の更新は12/15を予定しています。(前回のつづき)顔の“くし”今週末、ダートの国際競走チャンピオンズC(GI・ダ1800m)が、中京競馬場で行われる。一昨年までジャパンCダ...
馬術の障害飛越競技にも出場11月半ば、新千歳空港からシャトルバスに乗り、苫小牧市美沢にあるノーザンホースパークに向かった。しばらく走ると、車窓からは放牧地で草を食む馬たちの姿が目に...
縁のあるトウショウボーイの子どもをトウショウボーイ、シスタートウショウ、スイープトウショウなど、数々の名馬を送り出してきた名門トウショウ牧場の閉鎖は、メジロ牧場閉鎖のニュースが流れ...
(前回のつづき)本当はミホノブルボンのファンだった昼下がり、キョウエイボーガンと仲良しのルージュが馬場へと放たれた。しかし走り出すわけでもなく、2頭はのんびりと柔らかな日の光を浴び...
引っ掛かって引っ掛かって…とにかく必死に乗っていた第76回菊花賞が終わった。キタサンブラックが優勝し、オーナーの北島三郎さんが公言通りに「祭り」を歌い上げ、レース後も大いに盛り上が...
(前回のつづき)帝王賞馬マキバスナイパー、今年20歳に仲山トレーニングセンターの佐藤徳(いさお)さんが初めて馬に乗ったのは小学生の時だった。「知り合いの家が競走馬の育成をやっていて...
メジロマイヤー、ヤンチャすぎて包帯姿に今年3月1日に全線が開通した常磐自動車道を通って、福島県南相馬市に向かったのは9月半ばだった。福島県に入ると、所々に放射線量を示す電光掲示板が...
(前回のつづき)「三つ子の魂百まで」未完のまま競走生活を終えたサクラスーパーオーは、乗馬として第二の馬生を送ってきた。JRAの馬事公苑から大学の馬術部を経て、現在過ごす新潟県三条市...
見事に白くなった馬体日本全国津々浦々の競馬場を巡ってみたい。その夢を果たせないまま、多くの地方競馬場が業績悪化のために廃止の道を辿っていった。そのうちの1つが新潟県三条市にある三条...
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