重賞ウイナーからファンに愛されたあの馬まで、競馬から退いた後の知られざるエピソードをご紹介。
佐々木祥恵
歳を重ねても素軽い動きに“これがGI馬か”タイキシャトルとメイショウドトウの2頭が認定NPO法人引退馬協会からの預託馬として、ノーザンレイクに移動してきたおよそ半月後の7月1日に、...
もっと一緒に過ごしたかった別れは突然だった。前日まで飼い葉をぺろりと平らげ、おやつの人参と黒砂糖を美味しそうに食べた。そして乾草を口にしている姿を確認して、厩舎を後にした。それが2...
「自分の命を削って良い馬を送り出したご褒美ですかね」当歳や1歳馬たちのリードホースとして、頼られる存在のマンダララ。「マンダララは気が良いので、当歳たちは皆くっついています」と、ス...
アイルランドで生まれた1頭の馬が、繁殖の務めを終えて穏やかな余生を過ごしている。その馬の名はマンダララ。1997年4月15日生まれの25歳だ。マンダララの父はLahib(USA)、...
「インパルスが生きている間は死ねない」Mさん曰く、愛馬となったダイワインパルスは「優等生」なのだそうだ。「従順で覚えが良いです。わざと傘を閉じたり開いたりバサバサさせて、その音に驚...
競走馬登録抹消から…急展開ダイワインパルスが出走するたび、競馬場の開門と同時に応援幕を手に場内を駆けまわっていたMさん。「場内の売店のおじさんにも知られるところとなって『今日も最終...
“僕も何かしなければ”競走馬を引退したら引き取りたい。そう思い続けていた男性が、その夢を実現させた。その馬の名はダイワインパルス。現在、茨城県阿見町にある阿見乗馬クラブで過ごしてい...
「看取る」ということを教えてくれたプリサイス…プリサイスエンドは厩舎から近いパドックか、厩舎から下った先にある放牧地のどちらかに放牧をしていた。放牧地までの道が凍る厳寒期は、道中脚...
猫からも牝馬からも、人からも愛されて…プリサイスエンドが天国へと旅立って、1年が経った。一周忌となる3月18日にはプリサイスの遺影は全国から贈られてきた美しい花々に囲まれていた。プ...
より多くの馬たちに生きる道を…前回のコラムで述べたが、『ソフト競馬』は動画で参加するイベントなので、どこにいても出走することができるのが大きな特徴だ。ソフト競馬代表の福元弘二さんに...
地震特有の音に、馬は耳を立て動かなかったアドマイヤチャンプ(セン18)が、ホーストラスト北海道にやって来たのは、2013年6月4日。「(タイキ)マーシャルがまだ生きている時にチャン...
行き場をなくした馬たちのために…『ソフト競馬』を最初に取材したのが、今から5年前の2017年春だった。最初は「ソフト競馬」とは何ぞや?という状態だったのだが、取材&執筆をし、さらに...
いつも『第二のストーリー〜あの馬はいま〜』をご愛読いただき、誠にありがとうございます。本日更新分は、取材スケジュールの都合により休載とさせていただきます。読者の皆様には大変ご迷惑を...
この馬は自分の子供と同じだから…適度な運動を行い、手厚いケアを受け、会員やファンからの愛情をたくさん受けて、ボーガンは晩年を過ごしてきた。こうして2021年も無事に年を越せるかと思...
「前に馬がいると…」ボーガンらしいエピソードキョウエイボーガンは、乗馬クラブアリサにやってきた頃から蹄葉炎気味だった。「蹄が悪くて引退したと聞いています。あまり柔らかすぎる場所に放...
“ヒール役”だったボーガンの穏やかな晩年キョウエイボーガンが満32歳(明け33歳)で天に召されたのは、2022年の元日の朝のことだった。持病の蹄葉炎により立ち上がれなくなり、安楽死...
国際招待試合で最優秀人馬賞に西島さんはその後もホースボール修行に、何度もポルトガルを訪れることになる。5回目のポルトガルとなった2018年には、国際招待試合に出場している。「世界中...
ホースボールをやる!変わらない強い意志ホテルマンを辞めて日本ではまだ海のものとも山のものともつかないホースボールの道に進もうと決めた西島隆史さんに対し、周囲は必ずしも賛成してくれる...
猛スピードで繰り広げられる激しいスポーツホースボール。その名の通り、馬に乗りながら団体で球技を行うスポーツのことだ。団体球技といえばイギリス発祥のポロの方が知名度は高いが、ポロがス...
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